Look 695 E-Post の分解 と サドルの高さ調節

Look 695 Light オーバーホール と カスタマイズ
その - 02

E-Post の分解 と サドルの高さ調節
 
Look のシートポストは、普通のバイクと違ってサドル支柱がフレームと一体になったタイプで、ISP:インテグレーテッドシートポスト(E-Post)と呼ばれる独特の構造になっている。
 
楕円形のシートチューブがそのまま上に延びている。シートクランプは使用しない。
E-POST の高さ調節と分解
 
以下、E-Post の分解 と サドルの高さ調節要領を記載。
 

 

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E-Post と サドルの装着状態
オーバーホールとカスタマイズ前の状態
 
 
E-POST の取外し方
 
ここにあるねじを緩めると、上にズボット抜ける。
ここにあるねじを緩めると、上にズボット抜ける
 
E-POST が抜けた。
E-POST が抜けた
 
抜いた E-POST とサドル。
E-POST の固定
 
E-POST の重量。216g。
E-POST の重量
 
 
E-POST の高さ調節と分解
 
購入時は、長いシートチューブが付いている。付属の金具を取り付けて金切鋸で切断し、好みの高さに調整するようになっている。切断後は、スペーサーを入れて【 Max 30mm 】くらいしか高くできないので、ポジションが固まっていない者には向かない。
E-POST の高さ調節と分解
 
 
シートチューブの切断には、
最低限必要なシートチューブの長さがある。

695の場合: 最大カット長は 150mmで、
XS=485mm、S=510mm
 M=545mm、L=580mm
XL=600mm
 
 
ISPの長さ - 最大カット長 = 最低限必要なシートチューブ長。
サイズ  ISPの長さ - 最大カット長 = シートチューブ長
XS   635mm - 150mm = 485mm
S   660mm - 150mm = 510mm
M   695mm - 150mm = 545mm
L   730mm - 150mm = 580mm
XL   750mm - 150mm = 600mm
 

最大カット長の 150mmを切断した場合の最低サドル高の算出は、
上記の値に 約90mmのE-POST長 + サドルの厚み で算出する。

例)635のXSサイズで40mm厚のサドルを使用した場合、
  485+90+40=615mmが最低サドル高となる。

例)660のSサイズで40mm厚のサドルを使用した場合、
  510+90+40=640mmが最低サドル高となる。

例)695の Mサイズで40mm厚のサドルを使用した場合、
  540+90+40=670mmが最低サドル高となる。

この最低サドル高 ✙ 30mm が最高サドル高になる。
 
 
切断後は、紙やすりで切断面を整え、瞬間接着剤を塗って保護する。
E-POST の高さ調節と分解
 
スペーサーを入れて、高さを調節する。
スペーサーを入れて、高さを調節する
 
付属のスペーサー。
1cm×3、5mm×1、2.5mm×1、1.25mm×1の6種類
 
エラストマーを替えて、好みの剛性でライディングする。
黒:硬い
赤:普通 ・・・ 赤いラインがアクセントになるので、これを選択。
グレー:柔かい
 
 
サドルの交換
 
Look 695 Light の色に合わせ、『 Prologo Scratch Nack 』の白色を選択。
 
『 Prologo Scratch Nack 』173g。
Prologo Scratch Nack
 
 
E-POST の取付 と サドルセッティング
 
サドルセッティング:水平にし、少し前よりにセットした。
サドルセッティング:水平にし、少し前よりにセットした
 
E-POST と『 Prologo Scratch Nack 』。
E-POST と『 Prologo Scratch Nack 』
 
サドルの高さとレバーまでの距離。
サドルの高さとレバーまでの距離
 
A:BB中心 ~ サドル上面基準点間距離 = 710mm(スペーサー無し)
D:サドル先端 ~ フーデッドラバー間距離 = 630mm
 
 
Look 695 Light オーバーホール と カスタマイズ が完了した状態
 
Look 695 Light オーバーホール と カスタマイズ の完了
オーバーホールとカスタマイズが完了した状態
 
 
 

以上。
(2018.06.01)

 

 

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“Look 695 E-Post の分解 と サドルの高さ調節” への2件の返信

  1. 毎回ありがたく拝見しております。

    当方、シートチューブ調整にソーガイドと
    市販の金切鋸で切断しましたが、
    ソーガイドごと斜めに切断してしまい。
    その後、やすりでの調整に往生しました。

    このソーガイドアルミ製で全くガイドとしての剛性が
    足らないので素人は注意が必要のようです。

    まず、ソーガイドに適合する薄い鋸か糸鋸を
    探すことから始めることが良いのかもしれません。

  2. もう笑うしかありません。

    E-postの締め付けは5Nmと写真付きでマニュアルに
    記載がありますが、5Nmでは何の抵抗もなく抜けます。
    やはりエストラマーをしっかり膨らませるトルクが
    必要のようです。

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