大阪府のサイクリングコース
河内長野から 大沢街道がメインのサイクリングコース
鳩の原からグリーンロード(R211)に左折するコースの詳細
河内長野から大沢街道(R310)を五条方面に向けて登ると、途中に左折するポイントがいくつもあり、その日の体調や気分に合わせて多様なサイクリングコースを選択することができる。
「昇條坂」
以下、大沢街道(R310)の鳩の原から、(R211)グリーンロードに左折して、「西恩寺」を経由するコースの詳細を記録。
コース地図
石川沿いを走る南河内サイクルラインと国道 R309が交差する「川西大橋」から、大沢街道(国道 R310)に出て「昇條坂」を登り、鳩の原でR211に左折して「西恩寺」までのヒルクライムを楽しんだ後、R705(富田林五條線)の「東阪」から「金剛大橋」に戻るコース。
コースのポイントと標高差

大沢街道とは
河内長野市は、京と高野山を結ぶ「東高野街道」、大坂からの「中高野街道」、堺からの「西高野街道」の3つの街道の交点に位置し、高野山へと続く街道の要衝として隆盛したまちである。
この河内長野から奈良県の五條へつながる国道310号線は「大沢街道」とも呼ばれ、江戸時代には商業の中心である堺や大阪にも通じる要路だった。
観心寺
河内長野にある檜尾山観心寺、天野山金剛寺の2大寺院の一つで、観心寺は高野街道から大和国に向う大沢街道沿いにある。
高野山を開創し東寺初代長官となった空海が、高野山と東寺の中間にある観心寺を中宿として、真言宗発展の重要な拠点とした。このことで嵯峨天皇の勅願所にも定められ、後に朝廷の定めた官寺である定額寺に列せられ発展した。
1. 南河内サイクルラインから大沢街道に出るまでの詳細
南河内サイクルラインと国道R309が交差する「川西大橋東」から、石川沿いを走って、大沢街道(国道R310)に突き当る「諸越橋」までの詳細。

河川敷の自転車道が終わり、側道に上がった地点で交差するR309との「川西大橋東」交差点。

「川西大橋東」の交差点を直進し、彼方(おちかた)へ。

彼方児童公園の前を通過。

彼方で R202(森屋狭山線)と交差する。右に見える橋が「高橋」で、左折すれば滝谷不動への上り坂が待っている。

R202(森屋狭山線)を横切って南に向かう。

毎月28日は不動明王の縁日で、滝谷不動尊明王寺と石川にかかる高橋を結ぶ道沿いは歩行者天国となり多くの屋台・露店で賑わう。
参拝客は高橋から滝谷不動まで、車を気にせずに坂を上ることができる。
正面に「上一之井堰操作室」があり、左にカーブしながらの上りになる。

「富田林市立 彼方保育園」の手前を右折する。

この辺りは「富田林市伏見堂」。

「願昭寺」への登り口がある「富田林市横山」辺り。

願昭寺:
この辺りは「富田林市嬉(うれし)」、「サンロード汐の宮」の前を行く。

嬉の腰神さん:腰神神社(こしがみじんじゃ)辺りを行く。

腰神神社は、金胎寺山の山麓の巨岩をご神体とする神社で、腰痛平癒の神さま。
富田林最高峰の金胎寺山
富田林市は、直接金剛山地と接していないので、市内の最高峰は標高296.4メートルの金胎寺山となります。近くに金剛山や葛城山があるだけに、金胎寺山の標高だけで見てしまうと、低いなぁと思わざるを得ません。
楠木七城のひとつ「金胎寺城」もあったという歴史ある山で、山歩きにに適している。
石川を見守る嬉のこんぴらさん:金刀比羅神社(富田林市)の横を通過。

富田林市嬉の住宅街の中を行く。

住宅街を抜けると下りの坂になっており、前方に石川が見えてくる。

河内長野駅の東、大沢街道(R310)の諸越橋の東詰に出る。

2. 大沢街道の諸越橋東詰からR209「くずの口」までの詳細
大沢街道(R310)の諸越橋東詰から、「昇條坂」を登って、R209(東阪三日市線)との交差点「くずの口」までの詳細。

大沢街道(R310)に突き当たった「諸越橋東詰」の信号を左折し、【大沢街道(R310)を登坂 】する。

河合寺のバス停を通過。

宝珠峰山河合寺
当山の創建は、皇極天皇二年(六四三)とされる。河合寺縁起によれば、当時、この辺りの山々に幾重にもわたって五色の雲がたなびき、不思議に思われた天皇が蘇我入鹿に調べさせたところ、光がきしている松の大木の根元から金色に輝く千手観世音菩薩の像があらわれ、驚かれた天皇は蘇我入鹿に命じ、ここに本堂を建てさせ、千手観世音菩薩を祀られたのが河合寺の創建である。
当山は、歴代天皇の信仰厚く、特に天智天皇は藤原鎌足に勅を下して宝塔一基を建立し、国家安全を祈念される等、法灯すこぶる栄え、承平(九三一~九三七)の頃には塔頭二十四坊がそびえ、河南の三大名刹の一つとして知られた。
長野公園の横辺りを通過すると「河合寺」の交差点があり、ここを右折すると日東町や三日市町方面に抜けられる。

河合寺地域の集落を過ぎると、広い農道への左折地点がある。

ここを左折すると、R201(甘南備川向線)の「富田林市龍泉」方面に通じている。
農道への左折地点を過ぎると、大沢街道(R310)は急な上り坂になる。

竹藪の脇に南海バスの「昇條坂」というバス停があり、この先「観心寺・小深」との標識がある。この坂が「昇條坂」。

「昇條坂」:
距離=約 1.5Km。平均勾配=5.5%。部分的には 7%越え。
やがて、「大阪安全衛生教育センター」の入り口に差し掛かる。

大阪安全衛生教育センター
労働安全衛生法第63条に基づき、労働災害や職業性疾病の防止のために、労働安全衛生に関する指導者や専門家を養成することを目的として昭和53年に労働省(現厚生労働省)により設立され、中央労働災害防止協会がその運営に当たっております。
しょうとく園という施設をすぎると、「昇條坂」が終わりに近づいてくる。

「昇條坂」を登りきる。
標識が現れ、大沢街道(R310)は直進で「観心寺」に向かい、右折するとR211で三日市町方面とある。

「葛の口(くずのぐち)バス停前交差点」に到着。

3. くずの口バス停前からR211「鳩の原」までの詳細
くずの口バス停前交差点から、R211(南河内グリーンロード)に入る「鳩の原」までの詳細。

くずの口バス停前交差点を行く。交差点の脇に「左:長野、右:観心寺」の古い石碑が立っている。

交差点を過ぎたところに、「葛ノ口」のバス停がある。

続いて右側に、ヘアピンカーブになった石見川沿いに下る道があり、ここを右下ると、R214(河内長野千早城跡線)に続く。

奥河内楠公の里「丸山展望台」への案内板の横を通過。

左:R201「甘南備」の標識が現れる。

交差点の手前には古民家レストランがある。

「小吹台」:R201(東坂三日市線)方面にショートカットが出来る交差点。

少し下りになった直線コースを行く。

「川上駐在所前」の信号が見えてくる。

観心寺の門前を行く。

観心寺。

大楠公 楠木正成
南北朝時代に活躍した武将。観心寺中院が菩提寺で8歳から15歳まで滝覚坊に仏教や学問を学び、河内長野市加賀田の大江時親に兵法を学んだといわれています。後醍醐天皇 の鎌倉幕府の討伐(とうばつ)に加わり、赤坂城、千早城で奮戦して後醍醐天皇の勝利に貢献しました。
後醍醐天皇の建武(けんむ)政権では記録所寄人(きろくじょよりうど)、 河内、和泉両国の守護などをつとめました。建武政権の崩壊後は足利尊氏と争いますが、摂津の湊川(みなとがわ)の戦いで破れ戦死し、首級は京でさらされた後、菩提寺の観心寺に埋葬されました。
観心寺をすぎると、急な上り坂になる。この辺りはR211(中津原寺元線)と重複して供用になっている。

坂を上りきって少し走ると、鳩原トンネル(南河内グリーンロード)方面への交差点に出る。

左折:中津原(南河内グリーンロード)の標識が現れる。

ここで大沢街道(R310)を離れ、R211(南河内グリーンロード)に入る。

4. 鳩の原から「中津原」をへてR705の「東阪」までの詳細
鳩の原からR211(南河内グリーンロード)に入り、R209との交差点「中津原」をへて、R705(富田林五條線)の「東阪」に出るまでの詳細。

「鳩の原」のバス停から、R211(南河内グリーンロード)に入る。

右前方に金剛山を望みながら、上り坂を行く。

「河内長野市鳩原」辺りの登り。

「千早赤阪村小吹」の集落の中を行く。

蛇行した登りがきつい。

登りのピークが見えてくる。

ピークには「千早赤阪村」の看板と、「小吹」の標識がある。

西恩寺に到着。

桜の「西恩寺」。

紅葉の「西恩寺」。

西恩寺(さいおんじ)
大阪府南河内郡千早赤阪村小吹にある寺院で、宗派は大阪市平野区にある大念仏寺を総本山とする融通念仏宗で、山号は亀宝山(亀寶山)。河泉地蔵霊場第四番札所でもあります。
西恩寺の御本尊は阿弥陀三尊ですが、他に空海(弘法大師)作と伝わる不動明王と、かつて小吹地区にあり廃寺となった菖蒲寺の本尊であった地蔵尊も祀られているようです。
西恩寺を出て、中津原に向かう。

「中津原遂道(なかつはらすいどう)」を潜る。

途中に「南河内グリーンロード」への左折地点があるが、ここは直進して下る。

中津原の集落をひたすら下る。

やがてR209(東坂三日市線)との「中津原」三差路に出る。

ここを右折する。

「千早赤阪村吉年(よどし)」というバス停があり、右上に「東阪簡易郵便局」がある。

吉年(よどし)から右に下ると、R705(富田林五條線)への合流地点「東阪(あずまざか)」に出る。

5. R705の「東阪」から「金剛大橋」までの詳細
R705(富田林五條線)の「東阪」から、途中で「下赤阪の棚田」により道をし、「金剛大橋」に戻るまでの詳細。
「東阪(あずまざか)」のバス停まで下りて、左折する。

R705(富田林五條線)を下る。

東阪の集落の中を下る。右側を千早川がながれており、上にも道路が見える。

ズーット下りなのでスピードがでる。

R705(富田林五條線)は千早川を挟んで2本あり、富田林市消防署・千早赤阪分署の手前で右岸側からのR705と合流する。

この合流地点には左に細い道があり、これを行くと「下赤坂城跡」や「下赤阪の棚田」に続いている。

棚田を縫うように細い道が続く。

道は狭いが、舗装されている。

どこから水が来るのか、相当な標高にも拘らず「水路」が張り巡らされている。

棚田が一望できる見晴らし台に到着。

日本の棚田百選の一つ「下赤阪の棚田」。

ここには「下赤坂城跡」があり、右下には「千早赤阪村立千早赤阪中学校」がある。

「下赤坂城跡」や「下赤阪の棚田」に寄り道をするルート。

R705:赤阪中学校前。

千早川に架かる「赤阪大橋」を渡る。

「森屋」の交差点に出る。

森屋の交差点を左折して、「菊水橋」を渡る。
「下赤坂城跡」や「下赤阪の棚田」への寄り道ルートから、R705への出口地点。

西楽寺前交差点。

R309との「神山南交差点」。

神山南交差点を直進する。

神山中交差点。

河南町立総合運動場や河南町役場等の標識、R200(上河内富田林線)方面への交差点が見えてくる。

この辺りは「河南町寛弘寺」。

南大伴の交差点。

楠徳寺の手前にある交差点。

川向交差点。

「金剛大橋東詰交差点」を左折する。

右側に、南河内サイクルラインへの入り口が現れる。

南河内サイクルラインに戻り、金剛大橋を潜る。

参考:
以上。
(2015.04.28)