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ロードバイク ホイール メンテナンス
ハブのオーバーホール
シマノ WH-7850-C24-CL ハブ の 分解 と グリスアップ
WH-7850-C24-CL リアのハブ軸と、玉押し。

以下に、シマノ WH-7850-C24-CL のオーバーホール手順を記す。
フロントホイールのオーバーホール
カップアンドコーン型フロントハブの構造。

リアホイールのオーバーホール
リアホイールを外した状態。

スプロケット戻し工具を、スプロケットの一番大きいギアに巻き付け、ロックリング締め付け工具をセットし、スパナでスプロケットのロックリングを外す。

ロックリングが外れると、スプロケットが取り外せ、フリーボディが現れる。
カップアンドコーン型リアハブの構造。

左側のハブ軸に5㎜アレンキーを差し込み、玉押しに17㎜スパナをセットし、アレンキーに反時計回りの力を加えると、ナットが外れる。(結構きつく締まっている。)

外れたナット。

ナットが抜けた状態。

すると、【防水カバー付き玉押し】が手で緩められるようになる。

【防水カバー付き玉押し】が外れる。

今度は、ハブ軸が抜ける。

ベアリングの手前に、シールが被せてあるので取り外す。

取り外したシールの表面。

シールの裏面。

左側のボールベアリングは、リテイナーに入っている。

右側のシールの表面。(
このシールは分解しないでください・・・と、マニュアルに書かれている。)

右側のシールの裏面。

左側はリテイナーに入っているが、右側はボールが直接入っている。左右とも、13個のボール。

ボールベアリングの洗浄には、百均で購入した「
茶こし」を活用すると便利。

左側の、ベアリングが当たる軸受けを洗浄した。

右側も洗浄。フリーボディーの中に、大きな六角が見える。なんと、14.0mm というサイズのレンチが必要。我が家に14.0mm というレンチなどない。急いで近くのホームセンターに走るも、14.0mm のレンチなど置いてなかった。止む無く、Amazonで注文。到着まで、フリーボディーの分解はお預け。

ハブ軸も含めて洗浄した。

TRUSCO ボールポイント六角棒レンチ 標準タイプ 14.0mm TTBR140 価格: ¥ 684 が到着。

早速、フリーボディーに差し込み、取付ボルトを左に回すと外せた。

フリーボディーが抜けた状態。

フリーボディーと取付ボルトを洗浄した。

使用した、SHIMANO(シマノ) デュラエースグリス。

グルスを詰め込んで、元に戻す。

フリーボディー側のボールベアリングを、グリスを塗って元に戻す。

同じく、左側も戻す。

ハブ軸を、右側から差し込む。

左側の玉押しを一杯まで締め付けた後、
一回転近くまで戻し、ナットで締め付け完了。(玉押しを戻しすぎると、ホイールが横振れするので、加減が重要。)

フリーボディにスプロケットを戻す。

リアホイールのオーバーホール完了。

以上。
(2017.11.18-19)