奈良県のサイクリングコース
29-111 矢田丘陵一周 白石畑・松尾寺・矢田寺・榁木峠 約56㎞
矢田丘陵(やたきゅうりょう)は、奈良盆地の北西に位置する丘陵の総称で、西には生駒谷・平群谷が形成され、谷底を竜田川が流れる。東には西ノ京丘陵との間に富雄川が流れ、富雄谷を形成している。
松尾寺本堂。
この矢田丘陵を、白石畑から法隆寺に出て、斑鳩の里から、松尾寺・矢田寺と巡り、榁木峠(むろのきとうげ)を越えて戻るというルートで矢田丘陵を一周してみた。
コース地図
ぶどう峠への入り口:大県南交差点を起点に、十三峠のスタート地点:大竹7丁目交差点を終点とする 【 29-111 ぶどう峠・白石畑・松尾寺・矢田寺・榁木峠・十三峠 約56㎞ 】のコース地図。
コースのポイントと標高差
矢田丘陵一周の概要。
1. ぶどう峠から平群
ぶどう峠を登り、のどか村に到着。
のどか村の入り口。
のどか村を、R183方面に下る。
R236信貴山線に登ったのち、R236から信貴フラワーロードに入る。
信貴畑から、R250平群信貴山線を下る。
平群町商工会前に出て、信号を右折。
平群町役場前を通過して、近鉄生駒線の平群駅北の踏切を越える。
R168の三里南の信号を直進する。
ここを右折して、山ねきの道に入る。
車の通行が少ない山ねきの道を走り、ゆめさとこども園で左折して、白石畑への道に入る。
白石畑への登り口にある、「コモレビガーデン」でランチにする。
メインランチ:豚肉の柔らか煮。
参考:
2. 白石畑から法隆寺
平群町清掃センター横を行く。
白石畑の集落に入る。
白石畑の集落を通過。
白石畑からの下り、ヘアピンカーブの途中で斑鳩の街並みが見える。
左に、法隆寺カントリー内の茶店が見えてきた。
道の横に、法隆寺カントリーの茶店とティグランドがある。15番ホール、パー3。
天満上池の横を左折する。
法輪寺前を左折して、法隆寺カントリー方面に向かう。
道なりに進むと、法隆寺カントリーに入る。「クラブハウス」に入って良いものか悩むも、右に行かず「クラブハウス」に向かて直進する。
コースの中を抜けると、R123大和小泉停車場松尾寺線に出る。ここを左折。
3. 松尾寺
松尾寺への登り。
松尾寺への登りの途中で、奈良市街を眺める。正面左に若草山がくっきりと見える。
松尾寺への登り。
やっとの思いで、松尾寺の駐車場に到着。
松尾寺への最後の登り、駐車場までの
最後の区間は「◯」がついているゲキサカで、ここが辛かった。
道路の急勾配箇所には「◯」がつけられている
なぜ丸いリング状のくぼみがつけられているのか?
「円形のくぼみは、通行人、自動車、自転車等のためのすべり止めのために設置します。円形になっている理由ははっきりしませんが、昔から『O(オー)リング』と呼ばれるドーナツ状のゴム製リングを埋め込んで施工しています」。
北惣門から参詣する。
北惣門からの参道。
本堂。
三重塔。
本堂の背後にある磐座(いわくら)。
松尾寺(まつおでら)
松尾寺(まつおでら)は、奈良県大和郡山市にある真言宗醍醐派の別格本山。山号は松尾山または補陀洛山(ふだらくさん)。
本尊は千手観音。開基(創立者)は舎人親王(とねりしんのう)と伝える。日本最古の厄除け寺と称され、2月・3月の初午の日の縁日には多くの参詣者でにぎわう。
境内にはバラ園があり、バラの名所としても知られる。
なお、寺名は「まつのおでら」「まつのおさん」などとも呼ばれる。境内には湧き水もある。
鐘楼(やくよけの鐘)と本坊。
北惣門に降りる。
松尾寺を下り、途中で左折。
並池の横を行く。
正面の白い家のところで、R189矢田寺線に出る。
R189矢田寺線を登る。
4. 矢田寺:正式名称は金剛山寺(こんごうせんじ)
矢田寺への登り。
矢田寺参道。
矢田寺(金剛山寺)の山門。
山門脇にある、矢田寺(金剛山寺)の案内図。
山門からの石段。
左:念佛院、右:大門坊の間にある本堂への石畳。
本堂手前の石塔と石畳。
本堂。
本堂。
鐘楼。
矢田寺:お地蔵様とあじさいの寺
矢田寺(やたでら)は、奈良県大和郡山市矢田町[1]にある高野山真言宗の寺院。正式名称を金剛山寺(こんごうせんじ)という。
別名「あじさい寺」とも呼ばれ、境内には約10,000株、約60種のアジサイが植えられている。さらに矢田寺大門坊では、古くより容眞御流(ようしんごりゅう)華道の家元として、華道研究も盛んに行われている。
寺伝によれば天武天皇の勅願により天武天皇8年(679年)に智通が開基。
七堂伽藍四十八坊を造営、十一面観音菩薩と吉祥天を安置したという。その後の戦乱などにより多くを焼失し、現在は矢田寺北僧坊・矢田寺大門坊・矢田寺念仏院・矢田寺南僧坊の4つの僧坊を総称して矢田寺と呼ばれている。
矢田寺の名は万葉の昔からの地名が矢田の里であったことに由来する。
日本のお地蔵さま発祥の地。
本堂から石畳を降りると、左手に「お地蔵さん」が、右手に「あじさい園」がある。
味噌なめ地蔵。
味噌なめ地蔵伝説
昔、大和郡山の農家に一人の女の人がおってな、自分の家で味噌をつくったが、うまくできないので困っていたそうな。
ある夜、その人の夢の中に矢田寺の石地蔵尊があらわれてな、こういったんじゃ。
「わしにその味噌を食べさせてくれんか、そうしたら良い味になるようにしてみせよう」
そこで、翌朝女の人は矢田寺へお参りをし、その石地蔵に味噌をお供えしたうえに、口にべったり味噌を塗って帰ってきた。
そして自分の家の味噌をなめてみると、すごく味の良い味噌になっていたそうな。
それからは誰というともなく、「味噌なめ地蔵」、「味噌食い地蔵」といわれるようになったということじゃ。
今でも時々味のよい味噌が出来ますようにと、お地蔵さんの口に味噌を塗って帰る人がいるということじゃ。
あじさい大庭園。
石畳を降りる。
大門坊。
矢田寺から見える奈良盆地。
山門への、下りの階段。
山門から見た、矢田寺への参道。
矢田寺を下る。
横山口歩道橋。
奈良高専の横を行く。
富雄川手前の信号。ここを左折。
5. 富雄川から榁木峠(むろのきとうげ)
富雄川沿いを北上。ここから南に下る道は自転車道になっているが、北上する側には自転車道がない。
城大橋西詰。
右、西の京。薬師寺、唐招提寺方面の標識。
奈良セントラル病院前。
第二阪奈高架下、直進が難しく感じられ左折してしまう。
左折してしばらく進むと、第二阪奈の入口が現れる。このまま直進すると、第二阪奈に入ってしまうので、無理矢理右折。
ここから、『榁木峠(むろのきとうげ)』へ
国道(酷道)308号線=「暗越奈良街道」の、『榁木峠(むろのきとうげ)』を越えてR168に降りる。
R168を南下すると、R308への右折地点の標識が現れる。
『暗峠』への奈良県側の起点である「小瀬町の交差点」。
『暗峠』をパスして、R168をさらに南下。
6. 近鉄生駒線 東山駅前から十三峠
近鉄生駒線 東山駅前交差点を右折。
音の花温泉横。
信貴フラワーロードへ右折する。
ゆるぎ地蔵尊・千光寺方面への看板。
鳴川大橋。
櫟原トンネル。
十三峠への右折地点に到着。
十三峠への登り口は2つある。
右側の道は初めてだったので、登ってみる。
右側の道から登ると、道は広く一直線に登る。
左側から登った道との、合流点。
信貴生駒スカイライン下に到着。
展望台で休憩。
十三峠展望台からの大阪市内の眺め。
十三峠を下る。
女子とすれ違う。
男子とすれ違う。
十三峠の下り方。八尾農免農道に左折して下るコースもある。
神立(こうだち)北に降りてきた。
この後、ジェラートカフェ モンテローザで休憩。チョコレートとマンゴーのジェラートを頂いてから帰宅の途に。
参考:
参考:
以上。
(2019.10.09)