街道をゆく『24-2. 奈良散歩』その1
奈良県のサイクリングロード
29-035 奈良散歩 約22km
奈良県のサイクリングロード
29-035 奈良散歩 約22km
司馬さんの奈良散歩は、3月1日:東大寺、3月2日:談山神社、3月3日:興福寺となっているため、談山神社を別コースにし、奈良自転車道を主体とした奈良市内を巡るコースを『その1』として走ることにした。
コース地図
薬師寺の南にある駐車場まで輪行し、スタート&エンド。南都七大寺(なんとしちだいじ)の内、5つの寺を巡ると同時に、奈良自転車道で平城宮跡も通るという、見どころの多いコース。
以下、奈良自転車道による南都七大寺(なんとしちだいじ)の記録。
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司馬さんの旅の時期 1984年3月1日~3日
紀行テーマ・地点・歴史
私は、浦島太郎の気持ちがわかるような気がした。 いささかも外形が変わらず、 時間だけが川のように流れている。東大寺の恐ろしだと感じた。
兜率天には、歳月はないにひとしい。その世界を写した二月堂修二会の行法でも、 歳月は宇宙のようにゆるやかである。すでにふれたように兜率天の一昼夜は人間の 四百年にあたる。 ・・・ 司馬遼太郎
『時間だけが川のように流れている』古都を巡る。
◆元興寺:飛鳥の法興寺( 飛鳥寺)が元興寺として平城京に移された。
◆猿沢池:興福寺五重塔と池の柳が水面に映える景観の名勝地。
◆興福寺:藤原氏の氏寺で、古代から中世にかけて強大な勢力を誇った。
◆東大寺:東大寺の寺号は、平城京の東にある大寺であることに由来する。
◆元興寺:飛鳥の法興寺( 飛鳥寺)が元興寺として平城京に移された。
◆猿沢池:興福寺五重塔と池の柳が水面に映える景観の名勝地。
◆興福寺:藤原氏の氏寺で、古代から中世にかけて強大な勢力を誇った。
◆東大寺:東大寺の寺号は、平城京の東にある大寺であることに由来する。
千二百五十年を超える時空を超えて続いてきた
『修二会』の文化に思いをはせる。
『修二会』の文化に思いをはせる。
コースのポイントと標高差
29-035 奈良散歩 約22km。
平坦で距離は短いが、見どころが多いので時間を要する。
南都七大寺(なんとしちだいじ)
奈良時代に平城京(南都・奈良)及び、その周辺に存在して朝廷の保護を受けた7つの大寺を指す。
1. 興福寺(こうふくじ)法相宗の大本山
2. 東大寺(とうだいじ)華厳宗の大本山
3. 西大寺(さいだいじ)真言律宗の総本山
4. 薬師寺(やくしじ)法相宗の大本山
5. 元興寺(がんごうじ)西大寺の末寺で、宗派は真言律宗
6. 大安寺(だいあんじ)高野山真言宗
7. 法隆寺(ほうりゅうじ)聖徳宗の総本山
2. 東大寺(とうだいじ)華厳宗の大本山
3. 西大寺(さいだいじ)真言律宗の総本山
4. 薬師寺(やくしじ)法相宗の大本山
5. 元興寺(がんごうじ)西大寺の末寺で、宗派は真言律宗
6. 大安寺(だいあんじ)高野山真言宗
7. 法隆寺(ほうりゅうじ)聖徳宗の総本山
起点・終点の 薬師寺 駐車場
薬師寺門前 AMRIT。
昼食は、薬師寺駐車場の横にあるイタリアンレストラン AMRIT(アムリット:サンスクリット語で「不老長寿の薬」の意) で摂る予定だったが、あいにく火曜日は定休日。
大安寺
大安寺。
高野山真言宗の仏教寺院。本尊は十一面観音。開基(創立者)は聖徳太子と伝える。南都七大寺の1つで、奈良時代(平城京)から平安時代前半は東大寺、興福寺と並ぶ大寺であった。
ならまち
ならまち。
◆ならまち。
奈良県奈良市の中心市街地南部に位置し、狭い街路に、江戸時代以降の町屋が数多く建ち並ぶ、歴史的町並みが残る地域の通称(「奈良町」という地名はない)。元興寺の旧境内を中心とした地域を「ならまち」と呼んでいる。
ならまち あしびの郷
奈良町 あしびの郷
TEL 0742-26-6662
営業時間 午前10時~夕暮れ
元興寺
元興寺。
◆元興寺。
蘇我馬子が飛鳥に建立した、日本最古の本格的仏教寺院である法興寺がその前身。710年に平城京へ都が遷されたとき、飛鳥の法興寺( 飛鳥寺)が元興寺として平城京に移され、この地を「平城(奈良)の飛鳥」と呼んでいた。
猿沢池
猿沢池。
◆猿沢池(さるさわのいけ)。
周囲360メートル。興福寺五重塔と池の柳が水面に映える猿沢池の景観は、奈良公園の代表的な名勝地。
興福寺
興福寺。
◆興福寺。
藤原氏の氏寺であり、古代から中世にかけて強大な勢力を誇った。
志賀直哉旧居
志賀直哉旧居。
白樺派の文豪「志賀直哉」が昭和4年(1929)から9年間住んだ旧居。
『高畑サロン』とも呼ばれた。
『高畑サロン』とも呼ばれた。
東大寺 大仏殿
東大寺 大仏殿。
◆東大寺 大仏殿。
奈良時代(8世紀)に聖武天皇が国力を尽くして建立した華厳宗大本山の寺院。東大寺の寺号は、平城京の東にある大寺であることに由来する。
東大寺 二月堂
東大寺 鐘楼。
東大寺 二月堂「お水取り」。
◆東大寺 二月堂。
奈良の早春の風物詩である「お水取り」の行事が行われる建物として知られる。「お水取り」は正式には修二会といい、8世紀から連綿と継続されている宗教行事である。
入江 泰吉 旧居
若草山
高さ342m、広さが33ha、毎年、成人の日の前日に『山焼き』が行われる。
高さ342m、広さが33ha、毎年、成人の日の前日に『山焼き』が行われる。
入江 泰吉(いりえ たいきち):昭和時代の写真家。
1945(昭和20)年11月17日、疎開先から戻される東大寺法華堂四天王像を目撃、そのときアメリカに接収されるとの噂を聞き、写真に記録することを決意。以後、奈良大和路の風景、仏像、行事等の撮影に専念。
正倉院
般若寺
般若寺。
真言律宗の寺院。山号は法性山、本尊は文殊菩薩。コスモス寺の名で知られる。
奈良坂と呼ばれる登り坂を登りきった地点に位置する。
般若寺門前を南北に通る道は「京街道」と呼ばれ、大和(奈良県)と山城(京都府)を結ぶ、古代以来重要な道であった。
奈良自転車道
奈良自転車道。
法隆寺(自転車道終点)←法輪寺←富雄川←秋篠川←平城宮跡←ぶらんべっく←奈良公園←近鉄奈良駅(自転車道始点)。
奈良県道266号「奈良西の京斑鳩自転車道線」の通称で、奈良市東向中町(近鉄奈良駅前)を起点とし、生駒郡斑鳩町法隆寺へ至る延長21.9kmの自転車道。途中、多くの名所・旧跡に立ち寄ることができる。
奈良県道266号「奈良西の京斑鳩自転車道線」の通称で、奈良市東向中町(近鉄奈良駅前)を起点とし、生駒郡斑鳩町法隆寺へ至る延長21.9kmの自転車道。途中、多くの名所・旧跡に立ち寄ることができる。
平城宮跡
平城宮跡。
和銅3年(710)に藤原京より遷都された平城京の中心であった宮跡。平城宮には天皇の住まいや官公庁が集まっていた。
唐招提寺
唐招提寺(とうしょうだいじ)。
鑑真が建立した寺院。南都六宗の1つである律宗の総本山である。本尊は廬舎那仏、開基(創立者)は鑑真である。井上靖の小説『天平の甍』で広く知られるようになった中国・唐出身の僧鑑真が晩年を過ごした寺であり、奈良時代建立の金堂、講堂を始め、多くの文化財を有する。
1998年に古都奈良の文化財の一部として、ユネスコより世界遺産に登録されている。
1998年に古都奈良の文化財の一部として、ユネスコより世界遺産に登録されている。
薬師寺
薬師寺。
興福寺とともに法相宗の大本山である。南都七大寺のひとつに数えられる。本尊は薬師如来、開基(創立者)は天武天皇。1998年(平成10年)に「古都奈良の文化財」の一部として、ユネスコより世界遺産に登録されている。
本日のアクティビティ。
走行距離:24.79 km、走行時間:2:38:15、上昇高度:199 m
参考:
以上。
(2015.10.06)
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