ロードバイク メンテナンス
LOOK 695 ZED2 クランク
一般工具で ノンドライブ側の ベアリングを交換
LOOK 695 のベアリングの交換には、【 ZED2クランク ベアリング交換用 専用工具 】が必要、となっているが、ノンドライブ側のベアリングは、嵌め込みがきつくなく、特別な工具がなくても簡単に交換できた。
以下に、ノンドライブ側の「ベアリング交換要領」を記録。
1. オリジナルのベアリング
LOOK 695 のノンドライブ側ベアリングは、
シールドベアリングがフレームに圧入されている。
BB65 ベアリングのサイズ。
フレームに圧入されているベアリングは、フレームより数ミリ内側に入っているので、
フレームに当たらない外形の「丸い何か」で叩き込まなければならない。
ノンドライブ側のベアリングは、ドライブ側から、
ベアリングのサイズに合わせた「丸い棒状」のものがあれば、叩いて押し出せる。
交換用のベアリング「TNI LOOK用 BB65 ベアリングセット」。
2. 使用した工具
LOOK 695 のマニュアルに記載されている、取り外し要領。
叩いて押し出せばよい、ということで、手元にあった下図のツールを用意した。
ベアリングのサイズに合わせて「外形 60mm の塩ビパイプ」を用意してみたが・・・。
ドライブ側のベアリング止めで引っ掛かり、入らなかった。
内形 48mm=外形 54.2mm の塩ビパイプ 継手は、ベアリングの内輪の大きさにぎりぎり架かる。
3. ベアリングの取り外し
梱包用の透明テープを、床の上に用意する。
梱包用の透明テープの内径に、ボトムブラケットがピッタリ入る。
上から、外形 54.2mmの塩ビパイプ 継手を入れる。
更にその上から、外形 46.3mmの塩ビパイプ 継手を入れる。
木の板を載せて、プラスチックハンマーで上から叩く。フレームにキズが付かないように、梱包用の透明テープの上にタオルを敷いた。
力を入れる必要もなく、簡単にベアリングが抜けた。
4. ベアリングの圧入
ノンドライブ側のフレームから 、ベアリングを取り外した状態。
新しいベアリングを手で差し込むと、数ミリは嵌まる。
嵌め込みがきつくないので、プラスチックハンマーで四隅を軽く叩くだけで、ベアリングが圧入できる。
新しいベアリングに、取り外したベアリングを重ねる。
重ねたベアリングの四隅を均等に叩くことで、ベアリングをフレームの内側に押し込む。
重ねたベアリングを、取り外せば完了。
5. まとめ
交換が完了した、ノンドライブ側のベアリング。美しい!。
ノンドライブ側のベアリングは、嵌め込みがきつくなく、特別な工具がなくても簡単に交換できた。
ベアリングが水平に入るか心配だったが、ストッパーがあり、均等に叩けば問題なく装着できた。
得られた効果。
ドライブ側程 劇的・顕著 な差は感じられないが、
軽く滑らかな回転になった。
参考:
以上。
(2010.10.02)