ロードバイク + サイクルコンピュータ
ロードバイク用の ナビ 最強の最適解
ロードバイク用の ナビ 最強の最適解
ロードバイクで遠くに出かけ、「美しい風景」や「美味しい食事」、あるいは、その地の「歴史や文化」を感じてみるのもいいものだ。
しかし、全く走ったことのない地では道がわからず、どこをどのように走れば目的地を効率的に巡る事が出来るか、あるいは、道に迷ってしまうのではないかと不安になる。
こんな時、自転車用のナビがあれば便利で、不安が一気に解消される。
スポンサー リンク
目 次
【 GARMIN Edge800J 】を、発売当初から長年使用している。
新しいモデルが次々と発売され販売中止の旧型になったが、サイクルコンピューター機能に不満はなく、買い替えることもなく今日まで来た。
しかし、ここに来て「ナビ機能」に関する不満のマグマが噴出してきた。
新しいモデルが次々と発売され販売中止の旧型になったが、サイクルコンピューター機能に不満はなく、買い替えることもなく今日まで来た。
しかし、ここに来て「ナビ機能」に関する不満のマグマが噴出してきた。
1. 【GARMIN Edge800J】でのナビ要領
ルートラボで、走行したいコースを作成し、「ルートの保存」で GPX方式を選択して適当な場所に保存する。
パソコンにEdge800Jを接続し、本体またはSDカードの
\Garmin\NewFiles
に保存たコースの .gpxファイルをコピーする。
\Garmin\NewFiles
に保存たコースの .gpxファイルをコピーする。
Edge800J を起動させると、自動的に courseフォルダ内に .fitファイルが作成される。(この時、NewFilesフォルダにコピーした .gpxファイルは自動的に削除される。)
「メニュー」から「コース」を選択する。
コース一覧が表示されるので、ナビさせたいコースを選択する。
「出発」を押すと、ナビが開始される。
Edge800J でのスクリーンショットの取り方
①.「設定」→「システム」→「ディスプレイ」→「スクリーンショット」→「オン」でスクリーンショットモードを オンにする。
②.キャプチャしたい画面で電源ボタンを押す。
③.\Garmin\scrn フォルダに bmp形式で保存される。
※ 電源をOffにすると、スクリーンショットモードは Offになる。
①.「設定」→「システム」→「ディスプレイ」→「スクリーンショット」→「オン」でスクリーンショットモードを オンにする。
②.キャプチャしたい画面で電源ボタンを押す。
③.\Garmin\scrn フォルダに bmp形式で保存される。
※ 電源をOffにすると、スクリーンショットモードは Offになる。
2. 【GARMIN Edge800J】のナビ機能に関する不満
見にくい。
①.マップが見づらい。
(地図ではなく、ルート表示だけになる)。
②.現在位置が、周辺の全体観の中で判らない。
③.画面が小さい。・・・要は地図を「俯瞰」したい。
(地図ではなく、ルート表示だけになる)。
②.現在位置が、周辺の全体観の中で判らない。
③.画面が小さい。・・・要は地図を「俯瞰」したい。
下記画像は、コースの開始地点まで「ピンク色」でナビされ、開始地点に辿り着いた後、コースに沿って走り始めた時の画面。
(地図ではなく、ルートと現在位置が表示されるだけ。)
(地図ではなく、ルートと現在位置が表示されるだけ。)
コースを見失う。
走行予定のコースが、画面から消える。
・コースをたびたび間違える。
・出発地点に辿り着けない時がある。
・コースをたびたび間違える。
・出発地点に辿り着けない時がある。
下記画像は、コースが表示されなくなり、その後コースが表示されるも、コース上に乗ってない時のナビ画面。長い一本道の場合は迷うことはないが、入り組んだ道を走行中にコースが長い間表示されないと、どこをどう走っているのかが判らなくなり、道に迷うことがある。
GARMIN Edge800J での対策
このような時は、Edge の地図表示を【 縮小表示 】にすればよい!
このような時は、Edge の地図表示を【 縮小表示 】にすればよい!
サイコンの項目も同時に見たい。
ナビ画面では、地図の上に2項目が表示できるが、
他の項目を見るために、サイコン画面の切替えがメンドクサイ。
他の項目を見るために、サイコン画面の切替えがメンドクサイ。
下部の「メニュー」横に表示されている矢印で、画面を左右に切り替えることが出来るが、グローブを付けた状態での切替え操作がメンドクサイ。
3. 自転車用ナビ 解決案の種類と比較検討
この際、サイクルコンピューターから離れて、ゼロベースで「ナビ」に必要な機能と性能について考えて見る。
必要な機能と性能
①.作成したコース地図(gpx/kmlファイル)の取込機能。
②.連続使用時間が長いこと。
(地図を表示している状態で、バッテリーの持ち 5時間以上)。
③.画面が大きく、地図上での走行位置が判ること。
----------------------- さらに、出来れば -------------------
④.バックライトが調節出来て、昼間でも明るいこと。
⑤.文字の大きさやバランスが良くて、見やすいこと。
⑥.GPSの捕捉が速く、山間部でも測位され、位置精度が高いこと。
⑦.ヘディングアップ(トラックアップ)表示が出来ること。
①.作成したコース地図(gpx/kmlファイル)の取込機能。
②.連続使用時間が長いこと。
(地図を表示している状態で、バッテリーの持ち 5時間以上)。
③.画面が大きく、地図上での走行位置が判ること。
----------------------- さらに、出来れば -------------------
④.バックライトが調節出来て、昼間でも明るいこと。
⑤.文字の大きさやバランスが良くて、見やすいこと。
⑥.GPSの捕捉が速く、山間部でも測位され、位置精度が高いこと。
⑦.ヘディングアップ(トラックアップ)表示が出来ること。
①.地図取込機能。
あらかじめ作成した走行予定コースを取り込んで、ナビ出来ること
ロードバイクでナビが必要なのは、走りたいコースをあらかじめ作成し、予定コースをミスすることなく走る為で、 ルート探索や音声案内は不要。
ロードバイクでナビが必要なのは、走りたいコースをあらかじめ作成し、予定コースをミスすることなく走る為で、 ルート探索や音声案内は不要。
不要な機能
①.ルート探索や音声案内機能。
②.その他、・・・多々あり過ぎて割愛。
①.ルート探索や音声案内機能。
②.その他、・・・多々あり過ぎて割愛。
評価基準まとめ
①.画面が大きく見やすいこと。
②.ナビ機能というより、コースがトレースできて、
コースを外れているかどうかが『俯瞰』できればよい。
③.GPSの精度が高いこと。
①.画面が大きく見やすいこと。
②.ナビ機能というより、コースがトレースできて、
コースを外れているかどうかが『俯瞰』できればよい。
③.GPSの精度が高いこと。
案A:GARMIN 以外の自転車用ナビにする。
①.パナソニック ポータブルカーナビ ゴリラ CN-G520D
②.ユピテル ATLASハンディGPSマップ ASG-CM14
②.ユピテル ATLASハンディGPSマップ ASG-CM14
案B:Garmin Edge の新型に代える。
Garmin Edge 1030 に買い替える
案C:スマホのナビにする。
Runtastic Road Bike PRO を使う
案D:GARMIN Edge800J と Google Map の「マイマップ」を併用する。
Edge800J の ナビを使い、位置確認には「マイマップ」を使う
【 解決案の評価 】
案A-①:パナソニック ポータブルカーナビ ゴリラ CN-G520D
【 5V型ワイド(108 mm x 65 mm) 】連続使用時間が短すぎる。¥ 21,800-
案A-②:ユピテル ATLASハンディGPSマップ ASG-CM14
ナビ機能は良さそうだが、サイクルコンピューターとしての機能を併せ持っており、画面が小さい。
ナビ機能は良さそうだが、サイクルコンピューターとしての機能を併せ持っており、画面が小さい。
案B:Garmin Edge1030 に買い替える
「ナビゲーション機能」が売り文句のようだが、Webサイトでの評判は今一つで、高価すぎる。¥ 83,592-
「ナビゲーション機能」が売り文句のようだが、Webサイトでの評判は今一つで、高価すぎる。¥ 83,592-
案C:スマホのナビ Runtastic Road Bike PRO
知らない場所に出かけた時、スマホは「カメラ」として活躍し、相当数の写真を撮っている。スマホをナビとカメラで共用するのも手間だし、ナビとして使用すると電池の消耗が早い。
知らない場所に出かけた時、スマホは「カメラ」として活躍し、相当数の写真を撮っている。スマホをナビとカメラで共用するのも手間だし、ナビとして使用すると電池の消耗が早い。
【 Runtastic でのナビ要領 】
案D:GARMIN Edge800J と Google Map の「マイマップ」を併用する
「マイマップ」はナビではないが、「マイマップ」を利用して現在地を表示すれば、ルートのトレースやルートを見失った時の位置確認はできる。さらに、スマホなので地図の拡大や縮小表示が簡単に行えて便利である。
但し、この案も ”常時表示していると電池の消耗が早い”。
「マイマップ」はナビではないが、「マイマップ」を利用して現在地を表示すれば、ルートのトレースやルートを見失った時の位置確認はできる。さらに、スマホなので地図の拡大や縮小表示が簡単に行えて便利である。
但し、この案も ”常時表示していると電池の消耗が早い”。
4. 自転車用ナビ 解決案の総合評価
解決案の検討を進めると、コストパフォーマンス的にベストな解決策は、
【GARMIN Edge800J】+【スマホ】の併用
と言うことになるが・・・。
ただ、【 スマホの電池切れ 】問題は解決されない。
【GARMIN Edge800J】+【ナビ専用機】の併用 で、最適な機器はないか?
【GARMIN Edge800J】+【ナビ専用機】の併用
5. 自転車用ナビ:SONY パーソナルナビ NV-U37
● ハンドルバーへの取付
● 自転車モード
● ルートのインポート
作成した地図(gpx/kmlファイル)を取込には【メモリースティック】が必要で、標準では付属しておらず別途購入が必要。
メモリースティック。
『メモリースティック』はソニーが独自に開発した記録媒体
SDカードが主流となった現在、家電量販店に行ってみたが、店頭には置いていなかった。
『メモリースティックデュオ』
対応しているメモリースティックは「デュオ」で、マニュアルには【メモリースティックPROデュオ 以外のメモリースティックは、おでかけ転送に対応していません。】という記述がある。
SDカードが主流となった現在、家電量販店に行ってみたが、店頭には置いていなかった。
『メモリースティックデュオ』
対応しているメモリースティックは「デュオ」で、マニュアルには【メモリースティックPROデュオ 以外のメモリースティックは、おでかけ転送に対応していません。】という記述がある。
PRO Duo と PRO-HG Duo の違い。
『PRO-HG Duo』
基本仕様や外形寸法はメモリースティックPRO Duoと同一であるが、端子数はPRO Duoの10ピンから14ピンに増えている。増加分のピンは従来のピンを前後2分割する形で配置したため、端子形状は従来のメモリースティックPROと同一である。そのため、PRO-HG対応機器で従来のメモリースティックPROを使用でき、従来のメモリースティックPRO対応機器でPRO-HGを使うことも出来る。
※これ以外の商品は、生産が中止になっている。
基本仕様や外形寸法はメモリースティックPRO Duoと同一であるが、端子数はPRO Duoの10ピンから14ピンに増えている。増加分のピンは従来のピンを前後2分割する形で配置したため、端子形状は従来のメモリースティックPROと同一である。そのため、PRO-HG対応機器で従来のメモリースティックPROを使用でき、従来のメモリースティックPRO対応機器でPRO-HGを使うことも出来る。
※これ以外の商品は、生産が中止になっている。
パソコンとの接続。
本体にメモリースティックデュオが挿入されていれば、“nav-u”本体をUSBケーブルで接続すると、パソコンに「nav-uシステム」と「リムーバブルディスク」が認識される。この「リムーバブルディスク」が “メモリースティックデュオ” になっている。
本体にメモリースティックデュオが挿入されていれば、“nav-u”本体をUSBケーブルで接続すると、パソコンに「nav-uシステム」と「リムーバブルディスク」が認識される。この「リムーバブルディスク」が “メモリースティックデュオ” になっている。
「リムーバブルディスク」を開き、「MSSONY」フォルダを作成する。さらに、その下に「ROUTE」というフォルダを作成して、この中に作成したコースファイルをコピーする。
ファイルは、KMLまたはGPX形式のどちらでも良い。
ファイルは、KMLまたはGPX形式のどちらでも良い。
購入した、カードリーダー/ライター:無くても良い。
【メモリースティック】に直接書き込みが必要なのではないかと、「BUFFALO USB3.0/2.0 カードリーダー/ライター BSCR100U3」を、早とちりで買ってしまった。
【メモリースティック】に直接書き込みが必要なのではないかと、「BUFFALO USB3.0/2.0 カードリーダー/ライター BSCR100U3」を、早とちりで買ってしまった。
● ルートの表示
これで出かければ、作成したコースをトレースしながら走行できる。
6. ロードバイクのナビ:辿り着いた最適解
サイクルコンピューターとナビを分離して、それぞれを独立させる。
【GARMIN Edge800J】+【NV-U37】の併用
【GARMIN Edge800J】+【NV-U37】の併用
● ルートのトレース
【作成したコースを表示して、走行してみた感想。】
①.作成したコースの出発点まで、現在どの辺りを走っているかが、俯瞰できる。
②.作成したコースの上で、地図を拡大すればより詳細な位置がわかる。
③.サイコンを横で見ながら、「心拍数」等の情報が同時並行で確認できる。
④.「オフコース」「コースに戻れ」等がなく、電源を切っても、いつでも・どこからでも再開できる。
● 画面の大きさ
3.5型( 320×240 ) の、半透過型液晶で見やすい。
ロードバイクには最適な大きさ(これ以上大きいと、ハンドルバーを持つ位置が無くなる)。
ロードバイクには最適な大きさ(これ以上大きいと、ハンドルバーを持つ位置が無くなる)。
● 画面の明るさ
半透過型液晶は、画面の表示に太陽光等の反射光も利用して表示させるため、視認性が良く、日中は画面輝度を落としていても、反射光を利用して、見やすい画面になっている。これにより、画面輝度を下げたままでも見えるので、バッテリーにはやさしく、且つ、画面にタッチすれば直ぐに最高輝度に戻せる。(バックライトは、一定時間経過すると、自動的にオフになる。)
常にバックライトをオンにしておきたいところだが、タッチすれば明るくなるので「スタミナ(画面オン)」モードで使用。
常にバックライトをオンにしておきたいところだが、タッチすれば明るくなるので「スタミナ(画面オン)」モードで使用。
「省電力モード(画面オフ)」の設定で選択が可能。
・「スタミナ(画面オン)」の場合、バックライトは自動的にオフになる。
・「ノーマル」の場合、バックライトは常にオン。
・「スタミナ(画面オン)」の場合、バックライトは自動的にオフになる。
・「ノーマル」の場合、バックライトは常にオン。
● 連続使用可能時間
バックライトをオフにした、“スタミナ” モードに設定した場合:最長約9時間と記述されてはいるが、実際には 6~7時間で、ロードバイクで走るには十分な時間である。
「省電力モード(画面オフ)」設定。
「スーパースタミナ」:
→ 操作していないときに画面を消す。
「スタミナ(画面オン)」:
→ 操作していないときにバックライトを最も暗い状態にする。
明るい屋外では表示を見ることができる。
「スタミナ(画面オフ自動ガイド)」:
→ 操作していないときに画面を消す。
但し、案内ポイントに近づくと、画面を表示する。
「ノーマル」:
→ 常に画面を表示。
※画面が消えるまでの時間を「10秒」、「20秒」、「30秒」、「1分」から選ぶことが出来る。
→ 操作していないときに画面を消す。
「スタミナ(画面オン)」:
→ 操作していないときにバックライトを最も暗い状態にする。
明るい屋外では表示を見ることができる。
「スタミナ(画面オフ自動ガイド)」:
→ 操作していないときに画面を消す。
但し、案内ポイントに近づくと、画面を表示する。
「ノーマル」:
→ 常に画面を表示。
※画面が消えるまでの時間を「10秒」、「20秒」、「30秒」、「1分」から選ぶことが出来る。
● ハンドルバーへの取付位置の変更
ひと言でいうと 文句なし これはいい ! 不満=全て解決
以上。
(2019.03.06)
スポンサー リンク