ロードバイク + ライディングテクニック
シフトチェンジの仕方
シフトチェンジの仕方
ギア比。
クランクの1回転に対して、後輪が回る比率をギア比という。
ギア比が2とは、クランク1回転 で後輪が2回転する、ということ。
下図の例:
前輪=50T で 後輪=25T の場合 ギア比=2
ギア比が2とは、クランク1回転 で後輪が2回転する、ということ。
下図の例:
前輪=50T で 後輪=25T の場合 ギア比=2
以下、シフトチェンジの基本について記す。
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1. ギア比とクランクの回転
前後のギア比が、
小さければ:クランクを回す力は、軽くて良いが、
→ ギア比=2でクランクを1分間に90回転させると、時速=22.6km。
大きければ:クランクを、ガシガシ踏まなければならないが、
→ ギア比=3.33 でクランクを1分間に90回転させると、時速=37.7km。
と、なる。
小さければ:クランクを回す力は、軽くて良いが、
→ ギア比=2でクランクを1分間に90回転させると、時速=22.6km。
大きければ:クランクを、ガシガシ踏まなければならないが、
→ ギア比=3.33 でクランクを1分間に90回転させると、時速=37.7km。
と、なる。
前後のギア比が、
小さければ:クランクを回す力は、軽くて良い。
→ 心肺がキツイ。
大きければ:クランクを、ガシガシ踏まなければならない。
→ 筋肉がキツい。
小さければ:クランクを回す力は、軽くて良い。
→ 心肺がキツイ。
大きければ:クランクを、ガシガシ踏まなければならない。
→ 筋肉がキツい。
各部の名称。
ケイデンスとは。
ケイデンス(rpm) = クランクの1分間当たり回転数
パワー = 力 ⅹ 速度 なので、 ケイデンスを高くすれば、ペダルを踏む力は少なくて済む。 → 踏む力が少なければ、筋肉が楽。
ケイデンスを低くすれば、ペダルを踏む力を増やす必要がある → ケイデンスが低ければ、心拍数は低くて済む。
筋力と心肺能力のバランスを取る、最適なケイデンスは? レースでは 90 ~ 100 だそうだ。常に、ケイデンスがこの付近になるよう、ギア比をセットする必要がある。
パワー = 力 ⅹ 速度 なので、 ケイデンスを高くすれば、ペダルを踏む力は少なくて済む。 → 踏む力が少なければ、筋肉が楽。
ケイデンスを低くすれば、ペダルを踏む力を増やす必要がある → ケイデンスが低ければ、心拍数は低くて済む。
筋力と心肺能力のバランスを取る、最適なケイデンスは? レースでは 90 ~ 100 だそうだ。常に、ケイデンスがこの付近になるよう、ギア比をセットする必要がある。
ぺダリングとは。
トルク = クランク踏力 X クランク半径
ペダル踏力はクランクアームに直角な方向の成分と、平行な方向の成分に分けられる。このうち直角の成分のみがクランクを回す力で、クランク踏力になる。上死点と下死点では、クランク踏力はゼロであり、踏んだ力は無駄になる。ペダル踏力を、常にクランクアームに直角の方向にかけるぺダリングが理想。
ペダル踏力はクランクアームに直角な方向の成分と、平行な方向の成分に分けられる。このうち直角の成分のみがクランクを回す力で、クランク踏力になる。上死点と下死点では、クランク踏力はゼロであり、踏んだ力は無駄になる。ペダル踏力を、常にクランクアームに直角の方向にかけるぺダリングが理想。
2. ギアに関する名称とシフト操作の言い方
シフト操作の言い方。
インナーに落とす/下げる = ギア比が軽くなる操作。
アアウターに上げる = ギア比が重くなる操作。
アアウターに上げる = ギア比が重くなる操作。
シフト操作の言い方。
シフトアップ:トップ側にあげる = ギア比が重くなる操作。
シフトダウン:ロー側に下げる = ギア比が軽くなる操作。
シフトダウン:ロー側に下げる = ギア比が軽くなる操作。
3. フロントギアとリアギアの組合せとギア比
フロントアウター:リアローの弊害
・チェーンが大きく斜めになり、チェーンの力の伝達効率が低くなる。
フロントインナー:リアトップの弊害
・チェーンがフロントディレイラーのプレートに干渉し、カラカラと音が発生する場合がある。
・チェーンラインの角度が斜めになるため、チェーンが脱落する場合がある。
・チェーンが大きく斜めになり、チェーンの力の伝達効率が低くなる。
フロントインナー:リアトップの弊害
・チェーンがフロントディレイラーのプレートに干渉し、カラカラと音が発生する場合がある。
・チェーンラインの角度が斜めになるため、チェーンが脱落する場合がある。
上の図は、フロントとリアのギアの組み合わせによるギア比と、ケイデンスが【 90rpm 】の場合の時速を示している。
・インナートップを使用しなくても、アウターで代替できるギア
34T-11T = 3.09 → 50T-17T = 2.94
34T-13T = 2.62 → 50T-19T = 2.63
34T-15T = 2.27 → 50T-21T = 2.38
・アウターローを使用しなくても、インナーで代替できるギア
50T-34T = 1.47 → 34T-23T = 1.48
50T-30T = 1.67 → 34T-21T = 1.62
50T-27T = 1.85 → 34T-19T = 1.79
が、リアのギア(スプロケット)の中心辺りにある事がわかる。
・インナートップを使用しなくても、アウターで代替できるギア
34T-11T = 3.09 → 50T-17T = 2.94
34T-13T = 2.62 → 50T-19T = 2.63
34T-15T = 2.27 → 50T-21T = 2.38
・アウターローを使用しなくても、インナーで代替できるギア
50T-34T = 1.47 → 34T-23T = 1.48
50T-30T = 1.67 → 34T-21T = 1.62
50T-27T = 1.85 → 34T-19T = 1.79
が、リアのギア(スプロケット)の中心辺りにある事がわかる。
4. シフトチェンジの基本
シフトチェンジは、ペダルを回しながら行う。
足の回転を止めて行うと、ディレイラーは動くがチェーンが移動しないので、ディレイラーに負荷がかかったままの状態になる。又、強くペダルを踏みこんでる時のシフトチェンジは「ガチン!」と大きい音がし、スプロケットやチェーンにダメージを与えるので避ける。
通常に走る時は、フロントギアはアウター(大きいギア)を使う。
フロントのインナー(小さいギア)は、信号待ちのスタートやキツイ坂道で使う。
5. フロント変速のコツ
①.ペダルを回しながら、シフトレバーをぐっと押し込む。
②.チェーンがアウターに移動した、と感じたら指を離す。
③.フロントを変速したタイミングで、リアも同時に変える。
6. シフト操作の基本操作
①.停車の前には、ギアを落としておく。
②.走り始めは、段階的にギアを上げる。
③.状況に合わせて、変速をこまめに行う。
④.自転車を保管するときは、インナーのトップにしておく。
以上。
(2018.09.25)
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