シマノ 10速コンポ と 11速チェーン の互換性

 

コンポーネントを【 10速 】のまま乗り続けている者にとって、11速化の波は避けられないのだろうか。

パーツ交換の最初に遭遇する、10速コンポ と 11速チェーン の互換性について調べ・実践してみた。

 

下：10速（CN-7900）と上：11速（CN-9000）チェーン。

 

以下、実践結果。

 

 

 

 

10速 と 11速 のチェーン幅を調べてみる。

 

先ずは、11速 CN-9000 のチェーン幅測定。

 

次に、10速 CN-7900 のチェーン幅測定。

 

（）内の数値は、他者のマイクロメーターによる測定結果。

 

当然の結果であるが、11速の方が10速よりも狭い。

従って、11速のコンポに10速チェーンは使用できないだろうが、11速のコンポに10速チェーンは使用出来るのではないかと・・・。

 

 

 

 

11速 CN-9000 チェーンを、

クランク：DURA-ACE FC-7950 コンパクトクランク

リアディレーラー：ULTEGRA RD-6700-A GS

スプロケット：CS-M771　11-36T

 で、使用。

 

 

結論：

 

 

 

 

SHIMANO(シマノ) TL-CN27 チェーン切りで、11速 CN-9000 チェーンをカットしてみた。

 

結論：

 

 

 

 

結論の前に
工具不要のチェーンコネクトパーツが、『クイックリンク』ではないのか？

出先でのトラブル対応や、メンテナンス時に、工具不要で・素手でチェーンのコマを接続することができてこそ価値がある。

チェーンの着脱に工具が必要ならコネクトピンにすればよい。

 

【SM-CN900-11】クイックリンク。

 

【SM-CN900-11】クイックリンクの取付け。

 

シマノのマニュアル。

 

クイックリンクの取外し。

 

結論：

 

 

【SM-CN900-11】クイックリンクは、

素手で取付けたり、取外したり出来るものではない。

これだと、走行中に出先でチェーンを外したり繋いだりは出来ない。

即ち、クイックリンクの意味がない。

 

 

 

 

 

 

結論の前に
クイックリンクの寿命が、チェーンの寿命を超えることはないだろうが、「再利用不可、一度限り」なら、コネクティングピンとの差がない。

 

結論：

  

 

 

 

 

コネックスリンクにおける着脱の制限回数は、「特になく、チェーンの寿命と同じタイミングで交換すれば良い」とのこと。

 

 

左：10速のコネックスリンクと、右：11速のコネックスリンクを並べてみるも、違いが分からない。

 

10速のコネックスリンクを、11速チェーンに付けてみた。

 

コネックスリンクは、素手で簡単に着脱できる。

 

コネックスリンクの着脱方法。

 

参考：CN-9000（11速） に SM-CN79（10速） を使用中。

 

何回も使用し『使い古した』シマノのクイックリンク SM-CN79。

 

 参考：コネクトリンク 比較。

 

①．11速のCN-9000に、10速のSM-CN79は違和感なし。

②．11速のCN-9000に、10速のコネックスリンクは相当厚い感じがする。

③．10速のCN-7900に、10速のコネックスリンクでも厚く感じる。

④．11速のCN-9000に、11速のSM-CN900-11はさすがに薄い。

 

参考：KMCの「ミッシングリンク」。

 

⑤．11速のCN-9000に、10速のミッシングリンクは違和感なし（薄い）。

 

※：10速のミッシングリンクは、素手で着脱できる。

 

 

 

 

 最近の11速チェーン。

 

 

 

 

①．10速コンポに、11速チェーンの使用は問題ない。

②．チェーンの接続には、
　『11速（または、10速）のコネックスリンク』か
　『10速のミッシングリンク』を使用する。

 

最近、『11速のコネックスリンク』を2セット購入したが、問題点がある。

 

 

参考：

 

 

 

 

スポンサー リンク