ロードバイク メンテナンス ケミカル類

ロードバイク メンテナンス
グリスやオイルなどケミカル類
 
メンテナンス用のケミカルには、いろいろな種類がある。
 
グリスやオイルなどケミカル類
 
基本的にはディグリーザー(汚れ落とし)とチェーンオイル、そして潤滑オイルとグリスがあれば十分だが、高機能のケミカルを、目的に合わせて使い分けるのも楽しみの一つである。
以下に、パーツ別、用途別に使用しているもの/使用してみたものを列挙してみた。
 

 

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1. オイル -1:コンポーネントへの注油
 
メンテルーブ:「多目的潤滑剤」で、ラスペネとグリスの中間的な性質を持った潤滑剤。
WAKOのメンテルーブ
 
フロントディレーラーやリヤディレーラーへの注油には、WAKOのメンテルーブを使用している。 メンテルーブは長く潤滑性分がとどまってくれるのがメリットだが、油がずっとついているので、それだけ周囲の汚れをくっつけやすい。手軽に、ときどきメンテナンスする人向き。
シフトケーブルの潤滑油としても、メンテルーブを使用している。
 
ラスペネ:水置換性なので水に濡れた状態でも効果を発揮する。水での洗車後に使用する事が出来る。
ラスペネ
 
ラスペネはサラサラしているので、長くその場所にとどまらない。結果、汚れが付きにくいが、効果が短いので、コマメにメンテナンスする必要がある。性能を求め、コマメにメンテナンスできる人向け。
ラスペネは、水での洗車後の注油用として使用している。
 
Fusso OIL 105:ほとんどの樹脂やゴムを侵さない。
Fusso OIL 105
 
ワコーズ フッソオイル105は、航空宇宙分野の新素材"フッ素オイル"(デュポン社製"クライトックスGPL105")を使用し、潤滑性、耐久性、そして撥水・撥油製と、あらゆる面で画期的な性能・特徴を有している。(高価。)
 
 
2. オイル -2:チェーンへの注油
 
チェーンへの注油:Finish Line のオイル。
Finish Line のオイル
 
Dry Teflon Lube。
Dry Teflon Lube
 
Road CR。
Road CR
 
Finish Line のオイルには、上記のように多くの種類があるが、 チェーンへの注油には、CERAMIC Wax Lube を使用している。これが一番。チェーンに汚れが付かない。
CERAMIC Wax Lube
 
このオイルは、スピードプレイ ゼロ のクリートにも使用している。
 
 
3. グリス:ベアリング や ボルト類 等パーツの固定部分に塗布
 
FINISH LINE フィニッシュライン プレミアム テフロン グリスとSHIMANO SPECIAL GREASE SIS SP-41。
FINISH LINE フィニッシュライン プレミアム テフロン グリス
 
FINISH LINE フィニッシュライン プレミアム テフロン グリスは、各種ネジ部やハブ等あらゆる用途に使用している
 
SHIMANO SPECIAL GREASE SIS SP-41は、シフトケーブル用グリスだが、スプロケットの装着にも使っている。
 
フィニッシュライン グリースガンを使用。
フィニッシュライン グリースガン
 
左;ワコーズ シリコーングリース:耐熱性・耐久性に優れている。
右:フィニッシュライン プレミアムテフロン強化グリース。
 
SHIMANO(シマノ) デュラエースグリス:シマノ純正の汎用グリス。
SHIMANO(シマノ) デュラエースグリス
 
「デュラエースグリース」と「プレミアムグリース」の違いは名前だけで、内容はまったく同じ。高性能で自転車専用品の安心感があるので、迷ったらコレで間違いない。
 
「ファイバーグリップ」とワコーズのスレッドコンパウンド。
ワコーズのスレッドコンパウンド
 
 左:「ファイバーグリップ」は、カーボンファイバー素材表面の摩擦係数を上げ、非常に滑りにくくするので、ステム、ハンドルバー、シートポストなど、 カーボンの締め付け部分に薄く塗布して、クランプの締めすぎによる カーボンパーツの疲労や内部亀裂を防ぐ。
 
右:ワコーズのスレッドコンパウンドは、ネジのかじり防止剤。
 
Tacx DYNAMIC CARBON ASSEMBLY COMPOUND。
Tacx DYNAMIC CARBON ASSEMBLY COMPOUND
 
カーボンパーツ組み付け用コンパウンドで、配合されるカーボンチップが摩擦を生み固定力を確実にUPしてくれる。カーボンパーツが増えた現在、カーボンパーツを組み付ける際に、このグリスを塗ることで固定力をアップさせ、規定のトルクで固定することが可能になるので、ボルトの締め込み過ぎ等によるパーツの破損を未然に防止できる。
 
カーボン・シートポストとカーボン・ハンドルで、 走行中にサドルが下がったりハンドルが動いたりすることのないように、 カーボンパーツの取り付けの際にはコレを塗る。少量塗るだけで、微粒子コンパウンドのおかげで摩擦抵抗が高まる。シートポストが下がってくるトラブルにピッタリ
 
 
4. 洗浄剤
 
パーツクリーナーとは
主に金属パーツの脱脂や洗浄に用いられるもので、基本的には溶剤を吹き付けるスプレー缶になっている。溶剤が入っているだけなので、安価な製品も多いが、塗装や樹脂パーツを痛めてしまう場合がある。
 
ディグリーザー(汚れ落とし)とは
チェーンなどの洗浄に特化したもので、油性のものも水性のものもあり、それに洗浄のための添加剤が入っているタイプが基本。フレームの塗装が傷んだりしないように配慮されて作られているものが多い。
 
 
4. 洗浄剤 -1: パーツクリーナー
 
WAKOのスーパージャンボクリーナー。WAKOのスーパージャンボクリーナー
 
スプロケットやフロントディレーラー、リヤディレーラーの汚れ落としには、WAKOのスーパージャンボクリーナーを使っている。
 
WAKOのフィルタークリーナー。WAKOのフィルタークリーナー
 

 オーバーホールの為に分解したパーツのグリスや油汚れは、「WAKOのフィルタークリーナー」を使って洗浄している。

 灯油を使う昔からの洗い方と同じで、いまだに灯油での洗浄かとも思うが、きれいに洗うにはこれがベストではなかろうか。

 その上、使用済みオイルを濾過フィルターを使って別の容器に移し、汚れたものを沈殿させた後、上澄みをだけを取り出せば繰り返し使用でき、経済的。

 又、沈殿物部分は、キッチンペーパーに吸収させれば廃棄も容易。

 
 
5. 洗浄剤 -2: ディグリーザー
 
WAKO'S FORMING MULTI CLEANER:『水なし簡単洗浄剤』。
WAKO'S FORMING MULTI CLEANER
 
素材に優しい弱アルカリ水溶性ノンシリコーンタイプで、塗装面や素材を選ばずに”簡単水なし”洗浄が可能。マット塗装のフレームやサドル、バーテープ等の洗浄も可能で、洗浄成分が洗浄表面に残ることがなく、拭き上げが良好で拭きムラを残さない。
 
Speed Bike Degreaser:ヘプタン、アセトンが主成分の強力脱脂クリーナー。
Speed Bike Degreaser
 
 Citrus Bike Chain Degreaser:グリスなどの固着した油汚れ落としに最適な、オレンジ皮ベースの強力ディグリーザー。
Citrus Bike Chain Degreaser
 
EcoTech Bike Chain Degreaser:樹脂、ゴムへの攻撃性が低く、チェーンなどの油で汚れた金属部品の洗浄に最適なディグリーザ-。
EcoTech Bike Chain Degreaser
 
WAKO'S FORMING MULTI CLEANER が、1本あれば十分。
 
 
6. ワックス
 
洗浄・コーティング & ツヤ出しワックス。
洗浄・コーティング & ツヤ出しワックス
 
左:フィニッシュライン(FINISH LINE)テフロンポリッシュ。
中:プレクサス。(これも良い。)
右:Wako'sバリアスコート。(おすすめはバリアスコート。) 
 
 
まとめ:グリスやオイルなどケミカル類で必要なもの
 
グリスやオイルなどケミカル類
 
用途別に、下記のものを揃えておくべし。
オイル
 ・メンテルーブ
 ・ラスペネ
 ・CERAMIC Wax Lube

グリス

 ・Finish Line テフロン グリス
 ・GREASE SIS SP-41
 ・Tacx DYNAMIC CARBON ASSEMBLY COMPOUND

パーツクリーナー

 ・スーパージャンボクリーナー
 ・フィルタークリーナー

ディグリーザー

 ・WAKO’S FORMING MULTI CLEANER

ワックス

 ・Wako’sバリアスコート
 
 
 :同じ品質・内容の商品が、継続して販売されていないケースがある。
 

以上。
(2018.01.27)

 

 

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