ロードバイク メンテナンス
グリスやオイルなどケミカル類
グリスやオイルなどケミカル類
メンテナンス用のケミカルには、いろいろな種類がある。
基本的にはディグリーザー(汚れ落とし)とチェーンオイル、そして潤滑オイルとグリスがあれば十分だが、高機能のケミカルを、目的に合わせて使い分けるのも楽しみの一つである。
以下に、パーツ別、用途別に使用しているもの/使用してみたものを列挙してみた。
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目 次
1. オイル -1:コンポーネントへの注油
2. オイル -2:チェーンへの注油
3. グリス:ベアリング や ボルト類に塗布
4. 洗浄剤 -1: パーツクリーナー
5. 洗浄剤 -2: ディグリーザー
6. ワックス
2. オイル -2:チェーンへの注油
3. グリス:ベアリング や ボルト類に塗布
4. 洗浄剤 -1: パーツクリーナー
5. 洗浄剤 -2: ディグリーザー
6. ワックス
1. オイル -1:コンポーネントへの注油
フロントディレーラーやリヤディレーラーへの注油には、WAKOのメンテルーブを使用している。 メンテルーブは長く潤滑性分がとどまってくれるのがメリットだが、油がずっとついているので、それだけ周囲の汚れをくっつけやすい。手軽に、ときどきメンテナンスする人向き。
シフトケーブルの潤滑油としても、メンテルーブを使用している。
シフトケーブルの潤滑油としても、メンテルーブを使用している。
ラスペネはサラサラしているので、長くその場所にとどまらない。結果、汚れが付きにくいが、効果が短いので、コマメにメンテナンスする必要がある。性能を求め、コマメにメンテナンスできる人向け。
ラスペネは、水での洗車後の注油用として使用している。
ラスペネは、水での洗車後の注油用として使用している。
ワコーズ フッソオイル105は、航空宇宙分野の新素材"フッ素オイル"(デュポン社製"クライトックスGPL105")を使用し、潤滑性、耐久性、そして撥水・撥油製と、あらゆる面で画期的な性能・特徴を有している。(高価。)
2. オイル -2:チェーンへの注油
このオイルは、スピードプレイ ゼロ のクリートにも使用している。
3. グリス:ベアリング や ボルト類 等パーツの固定部分に塗布
FINISH LINE フィニッシュライン プレミアム テフロン グリスは、各種ネジ部やハブ等あらゆる用途に使用している。
SHIMANO SPECIAL GREASE SIS SP-41は、シフトケーブル用グリスだが、スプロケットの装着にも使っている。
左;ワコーズ シリコーングリース:耐熱性・耐久性に優れている。
右:フィニッシュライン プレミアムテフロン強化グリース。
右:フィニッシュライン プレミアムテフロン強化グリース。
「デュラエースグリース」と「プレミアムグリース」の違いは名前だけで、内容はまったく同じ。高性能で自転車専用品の安心感があるので、迷ったらコレで間違いない。
左:「ファイバーグリップ」は、カーボンファイバー素材表面の摩擦係数を上げ、非常に滑りにくくするので、ステム、ハンドルバー、シートポストなど、 カーボンの締め付け部分に薄く塗布して、クランプの締めすぎによる カーボンパーツの疲労や内部亀裂を防ぐ。
右:ワコーズのスレッドコンパウンドは、ネジのかじり防止剤。
Tacx DYNAMIC CARBON ASSEMBLY COMPOUND。
カーボンパーツ組み付け用コンパウンドで、配合されるカーボンチップが摩擦を生み固定力を確実にUPしてくれる。カーボンパーツが増えた現在、カーボンパーツを組み付ける際に、このグリスを塗ることで固定力をアップさせ、規定のトルクで固定することが可能になるので、ボルトの締め込み過ぎ等によるパーツの破損を未然に防止できる。
カーボン・シートポストとカーボン・ハンドルで、 走行中にサドルが下がったりハンドルが動いたりすることのないように、 カーボンパーツの取り付けの際にはコレを塗る。少量塗るだけで、微粒子コンパウンドのおかげで摩擦抵抗が高まる。シートポストが下がってくるトラブルにピッタリ。
4. 洗浄剤
パーツクリーナーとは
主に金属パーツの脱脂や洗浄に用いられるもので、基本的には溶剤を吹き付けるスプレー缶になっている。溶剤が入っているだけなので、安価な製品も多いが、塗装や樹脂パーツを痛めてしまう場合がある。
主に金属パーツの脱脂や洗浄に用いられるもので、基本的には溶剤を吹き付けるスプレー缶になっている。溶剤が入っているだけなので、安価な製品も多いが、塗装や樹脂パーツを痛めてしまう場合がある。
ディグリーザー(汚れ落とし)とは
チェーンなどの洗浄に特化したもので、油性のものも水性のものもあり、それに洗浄のための添加剤が入っているタイプが基本。フレームの塗装が傷んだりしないように配慮されて作られているものが多い。
チェーンなどの洗浄に特化したもので、油性のものも水性のものもあり、それに洗浄のための添加剤が入っているタイプが基本。フレームの塗装が傷んだりしないように配慮されて作られているものが多い。
4. 洗浄剤 -1: パーツクリーナー
スプロケットやフロントディレーラー、リヤディレーラーの汚れ落としには、WAKOのスーパージャンボクリーナーを使っている。
オーバーホールの為に分解したパーツのグリスや油汚れは、「WAKOのフィルタークリーナー」を使って洗浄している。
灯油を使う昔からの洗い方と同じで、いまだに灯油での洗浄かとも思うが、きれいに洗うにはこれがベストではなかろうか。
その上、使用済みオイルを濾過フィルターを使って別の容器に移し、汚れたものを沈殿させた後、上澄みをだけを取り出せば繰り返し使用でき、経済的。
又、沈殿物部分は、キッチンペーパーに吸収させれば廃棄も容易。
5. 洗浄剤 -2: ディグリーザー
素材に優しい弱アルカリ水溶性ノンシリコーンタイプで、塗装面や素材を選ばずに”簡単水なし”洗浄が可能。マット塗装のフレームやサドル、バーテープ等の洗浄も可能で、洗浄成分が洗浄表面に残ることがなく、拭き上げが良好で拭きムラを残さない。
EcoTech Bike Chain Degreaser:樹脂、ゴムへの攻撃性が低く、チェーンなどの油で汚れた金属部品の洗浄に最適なディグリーザ-。
WAKO'S FORMING MULTI CLEANER が、1本あれば十分。
6. ワックス
洗浄・コーティング & ツヤ出しワックス。
左:フィニッシュライン(FINISH LINE)テフロンポリッシュ。
中:プレクサス。(これも良い。)
右:Wako'sバリアスコート。(おすすめはバリアスコート。)
中:プレクサス。(これも良い。)
右:Wako'sバリアスコート。(おすすめはバリアスコート。)
まとめ:グリスやオイルなどケミカル類で必要なもの
用途別に、下記のものを揃えておくべし。
オイル:
・メンテルーブ
・ラスペネ
・CERAMIC Wax Lube
グリス:
・Finish Line テフロン グリス
・GREASE SIS SP-41
・Tacx DYNAMIC CARBON ASSEMBLY COMPOUND
パーツクリーナー:
・スーパージャンボクリーナー
・フィルタークリーナー
ディグリーザー:
・WAKO’S FORMING MULTI CLEANER
ワックス:
・Wako’sバリアスコート
・メンテルーブ
・ラスペネ
・CERAMIC Wax Lube
グリス:
・Finish Line テフロン グリス
・GREASE SIS SP-41
・Tacx DYNAMIC CARBON ASSEMBLY COMPOUND
パーツクリーナー:
・スーパージャンボクリーナー
・フィルタークリーナー
ディグリーザー:
・WAKO’S FORMING MULTI CLEANER
ワックス:
・Wako’sバリアスコート
※:同じ品質・内容の商品が、継続して販売されていないケースがある。
以上。
(2018.01.27)
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