御斎峠（おとぎとうげ 標高=570m）：三重県「伊賀七口」のひとつ

　御斎峠（おとぎとうげ）
　滋賀県甲賀市信楽町多羅尾と三重県伊賀市西山町を結ぶ峠。於土岐、於登岐、御伽とも表記する。昔から近江では伊賀・伊勢道、伊賀では京道（京街道）と呼ばれていた。標高は570m。
　峠の名前の由来は、「三国地志」によると、鎌倉・南北朝時代の禅僧、夢窓国師が訪れた際、この峠で村人のお斎（接待）を受けたことによるという。
　1582年、本能寺の変の後、摂津国にいた徳川家康が三河国岡崎城へ帰還するため、宇治田原から滋賀へ抜ける経路としてこの峠を使ったといわれる。案内した多羅尾光俊は、この功によって明治まで長い間、多羅尾領を押えていた。

早朝のJR伊賀上野駅。

貴生川駅に到着。伊賀上野駅から約40分。

天気のいい日だったが、北風が少し冷たく、駅前にあるJAの建物前でバイクを組み立てる。

杣川を渡り近江グリーンロード（R307）に出る。

近江グリーンロード（R307）は、道の両側に信楽焼きの窯元や陶芸館が多数連なっており、とても賑やかな道である。

デイリー信楽カントリー倶楽部。

R334との交差点に出る。

多羅尾は天空の郷らしい。御斎峠の手前にある甲賀市の集落。

信楽温泉・多羅尾ノ湯。天然温泉らしい。

タラオカントリークラブ。

やっとの想いで、御斎峠の頂に到着。標識には、標高：630m と書かれている。

滋賀県甲賀市信楽町と三重県伊賀市の県境の標識。

眼下に広がる伊賀盆地。

御斎峠跡と書かれている、石碑がある。

伊賀市西高倉地区の風景。

上野運動公園方面を望む。

伊賀上野駅に帰ってきた。走行距離 43.4km。