2021年6月4日
恩智越バリエーションルートの詳細
恩智越え【立原道】ルートの詳細(高安山)
尾根道 = 標高:355m 距離:約 2km
恩智越え【立原道】
この道は、恩智越え【尾根道】の南側の谷を登る「立原池ルート」で、明治18年には存在しており、当時の地図には、「恩智信貴道」「立原道」「神宮寺道」の3ルートのみが記載されていたようだ。
小さい谷川の横の道に、無数の竹が倒れ、行く手を阻む。
1. 恩智越えのバリルートと天川道の位置づけ
恩智越えのルートには、【恩智新道】と呼ばれる本線(赤色のルート)以外に、4つの【代替裏ルート】と水色の【ショートカット】ルートがある。
【
立原道】は、ポイント【7】からポイント【2】までのルートで、恩智越えバリルートの中では一番南側で、且つ、沢に沿って登る谷道ルートになる。

恩智越え-5+1 のルート。(記号は、歩き易さ。)
・◎ 恩智新道(本線):恩智神社の北側を緩やかに登っていくルートで、幅も広くてよく整備されている。
・〇 恩智信貴道:本線の「あずまや」の先にある「高安山」と書かれた道標に沿って登るルート。
・〇 ショートカット:恩智神社の裏にある総池(そいけ)の手前から登り、恩智新道の「屋根付き」休憩所に出る道。
・□ 天川道:恩智神社の参道の南側を進んで、神社の裏にある総池(そいけ)の横から登る谷道ルート。
・△ 尾根道:総池(そいけ)の奥から登るルート。尾根の道で、歩きやすい。
・✖ 立原道:感応院の東側から登るルート。谷道で、沢に沿って登る道は困難な箇所が多い。
2. 【立原道】ルートの地図
「恩智越え【
立原道】ルート」は、恩智神社の横にある感応院の東側から登るルートで、ピークの手前に「立原池」がある。

「恩智越え【立原道】の、通報ポイント看板の設置個所。

「恩智越え【立原道】ルート」は、恩智越えバリルートの中で、一番人の気配が少ない・殆んど使われていないと言って良い道で、渓流というにはおこがましい、谷川沿いの道。
以下、「恩智越え【立原道】」の詳細を記録。
3. 【立原道】ルートの詳細
感応院の横を東に行った恩智神社の裏に、「立原道」への登り口がある。

恩智惣池から流れる大谷川をわたると、立原道に入る。

登り始めは道が広く、四輪車の轍が付いている。

通報ポイント看板「おんじごえ6」がある。

谷川沿いの道を行く。

通報ポイント看板「おんじごえ8」がある。

道は広く、左には砂防ダムがある。

砂防ダムがいくつもあり、ここは右折しながら登る。

ここにも、砂防ダムがある。

砂防ダムは、結構大きい。

まだ道は広く、問題のない道と思う。

通報ポイント看板「おんじごえ10」がある。(何故、10番までが【立原道】にあり、11番からが【恩智新道】にあるのだろうか?。)

まだ、四輪車の轍が付いている。

やがて、倒木ならぬ「
竹が無数に倒れた荒れた道」になり、跨ぎながら超えてゆくのに手間がかかる。

左が谷川で、狭く荒れた道になってくる。

両側を水が流れ落ちるている岩場の道があり、注意深く進む。

小さい谷川の横の道には、無数の竹が倒れている。

竹が倒れた道が続く。

倒れた竹が散乱した、ぬかるみの道。

竹が無くなり、雑木林になってくる。

谷川が、滝になっているところがある。

左に、谷川を渡る。

ここから、道が谷川の左側に変わる。

渓流沿いの狭い滑り落ちそうな道に倒木があり、行く手を阻む。

渓流沿いの、狭い・滑り落ちそうな道が続く。

跨ぐことも潜ることもままならない倒木があり、困難を極める。

渓流沿いの道が続く。

前方に大きな倒木があり、道が消える。

谷川の水量は多くない。

対岸に道を探すべく、登ってみようと試みるも、道がない。

倒木をやり過ごした谷川の左側にも、道がない。

やむなく、谷川の中を「沢歩き」で登る。

暫く登ると、右側に道が現れる。

何とか歩ける。

右側から多数の木が倒れており、道が左に変わる。

倒木を跨いで、ぬかるんだ道を行く。

グレーチングで作られた橋を渡る。

渓流沿い離れて、乾いた道に出る。

火の用心の「← No.4 信貴百済線」と「No.53 新奈良線 →」の標識がある。

多くの倒木が放置された、谷川沿いの道に戻る。

倒木を幾つ越えたことか。

笹の道に出る。

表面が凍っている池に出た。「立原池」だ。

「立原池」の横を行く。

結構大きな溜池だ。

「立原池」を、しばし眺める。

左からくる「尾根道」との合流地点に出る。「立原道」はここまで。

「尾根道」と合流した、杉林の道。

道一面に、「ゴミ」が散乱している箇所がある。

橋が渡してある、湿地帯に入る。

右側に池のような湿地帯がある。

直進すると、もうすぐ車道に出る。

直進せず、左側の道に入ってみる。

小屋のようなものがあり、右に行く。

明るい杉林の中を行く。

フェンスがあり、その向こうに車道が見える。

【市道大県信貴線】の車道に出る門、ここが【立原道・尾根道】の終点。

「恩智越え【立原道】」。
途中道が無くなり、道に迷ったかと思うも、渓流の中を「沢歩き」しながら登ることで、
クリアする。
恩智越えバリルートの中で、一番人の気配が少ない、殆んど使われていない道で、渓流というにはおこがましい、谷川沿いの道だった。
参考:恩智越えルート【恩智新道】の詳細。
参考:恩智越え【天川道(谷道)】ルートの詳細。
参考:恩智越え【尾根道】ルートの詳細。
以上。
(2021.01.14)
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません