楽音寺道ルートの詳細
高安山越十二道の詳細
楽音寺道ルートの詳細
楽音寺 = 標高:378m 距離:約 2.0km
楽音寺道ルートの詳細
楽音寺 = 標高:378m 距離:約 2.0km
昨年(2021.12.12)、「猛太さん」より次のようなメールを頂きました。
題名: 楽音寺道と楽音寺道の整備
お久し振りです。
12月11日に楽音寺道⇒令和楽音寺道⇛管理道までの整備が終わりました。
楽音寺道の水仙の咲く所の巨大倒木以外は通行に支障はありません。
(巨大倒木は跨ぐか右から回り込んで下さい)
巨大倒木は26日に部分切断処理の予定です。
引き続き横小路道の整備にかかります。
このルートで、唯一の休憩場所になる「八帖岩」。
1. 楽音寺道について
高安山は、大阪府と奈良県との境に位置する標高 488m の山で、「高安山越十二道」がある。
八尾市内から生駒山系を越えて奈良県側に通じるルートとして、「高安山越十二道」(1-楽音寺道・2-十三峠越・3-おと越・4-おと越南谷道・5-立石峠越・6-しろ道・7-神光寺道・8-おお道越・9-鉢伏道・10-信貴越・11-恩智越・12-神宮寺道)があり、「生駒縦走歩道」がこれらを南北につないでいる。
生駒縦走歩道に繋がった十二道の中から、登り口や下山道を自由に選択して組み合わせると、バリエーションに富んだ「高安山」トレッキングコースが選定できる。
生駒縦走歩道に繋がった十二道の中から、登り口や下山道を自由に選択して組み合わせると、バリエーションに富んだ「高安山」トレッキングコースが選定できる。
【楽音寺道】は、高安山越十二道の内一番北に位置するルートで、登ってみたいという思いが強かったが、通行に不安があったので諦めていた。今回、「猛太さん」が整備を終えられ通行が可能になったという事で、挑戦の機会を窺っていたところ、「2022年1月8日」は朝からあまりにも天気が良かったので、今年の初登りに「楽音寺道」を選択した。
十二道の内、コースの整備状況や歩き易さ。(季節によって状況は異なる。)
1番:恩智越えルート
恩智越えは、よく整備されており、休憩用のベンチも多く初心者向き。
2番:十三峠越えルート
水呑地蔵尊を経て十三峠に至る道で、整備されているので歩きやすい。
3番:おお道越えルート
道は狭いが状態は良く、岩が多いが歩きやすい。ほぼ直登なので、距離は短いが傾斜が一番きつい。
3′番:楽音寺道ルート
2021年の末に「猛太さん」が整備を終えられ、通行可能以上の歩ける状況になっている。
4番:立石峠越えルート
立入禁止の柵があったが、登れる。但し、1か所土砂崩れの箇所があり、注意深く進む必要あり。
5番:信貴越え(黒谷道)ルート
特に危険箇所は無いが、笹がかぶさってブッシュ状態になっており藪漕ぎ(やぶこぎ)が必要。
6番:神宮寺道ルート
マウンテンバイクのダウンヒル専用道路状態だが、バイクで路面が剥き出しになっていて歩きやすい。
恩智越えは、よく整備されており、休憩用のベンチも多く初心者向き。
2番:十三峠越えルート
水呑地蔵尊を経て十三峠に至る道で、整備されているので歩きやすい。
3番:おお道越えルート
道は狭いが状態は良く、岩が多いが歩きやすい。ほぼ直登なので、距離は短いが傾斜が一番きつい。
3′番:楽音寺道ルート
2021年の末に「猛太さん」が整備を終えられ、通行可能以上の歩ける状況になっている。
4番:立石峠越えルート
立入禁止の柵があったが、登れる。但し、1か所土砂崩れの箇所があり、注意深く進む必要あり。
5番:信貴越え(黒谷道)ルート
特に危険箇所は無いが、笹がかぶさってブッシュ状態になっており藪漕ぎ(やぶこぎ)が必要。
6番:神宮寺道ルート
マウンテンバイクのダウンヒル専用道路状態だが、バイクで路面が剥き出しになっていて歩きやすい。
【楽音寺道】ルートの詳細地図
2. 登山口までのアプローチ
貴島病院のすぐ南に「万代 楽音寺店」があり、その向かいの狭い道を東に向かって進むと、大阪経済法科大学の横を通って「楽音寺道」に入ることが出来る。
3. 楽音寺古道の詳細
楽音寺古道への入り口。
登り始めの様子。
「猛太さん」が掲げられた標識がある。
「楽音寺道⇒令和楽音寺道⇒管理道まで通行可能。他の道は未整備です。」と記されている。
「楽音寺道⇒令和楽音寺道⇒管理道まで通行可能。他の道は未整備です。」と記されている。
藪が刈り取られ、トンネル状に整備されている。
手入れがされており、歩きやすい道になっている。
ここまで整備するには、大変な労力を要したと思われる竹林の様子。
切り倒された竹の状況を見るに、相当な時間を要したと思われる。
右側が細い川(沢)になっているが、水流は見えない。
竹で作られた橋を渡る。揺れないよう頑丈に作られている。
倒木があるが、通行の妨げにはなっていない。
「楽音寺古道」と記された標識。
「これより先、除草剤を散布してあります。白い粉状の物は触らないでください。猛太より」と記された標識。
いろいろと苦労されている様子が窺われる。
いろいろと苦労されている様子が窺われる。
季節が過ぎ、落葉が重なって除草剤は見えない。
「沢」に沿って進む。
やがて、道が「沢」に合流する。
沢の横には土嚢が積んであり、竹でブロックして階段が作られている。
「沢」の中を避ける配慮がなされている。
「沢」の中を避ける配慮がなされている。
少し登ってきたので、陽射しが出てきた。
下界は見えそうで、見えない。
「水仙が咲きます。」と記された標識がある。
水仙の株が点在している。
これが「水仙の咲く所の巨大倒木」と思われるが、既に切断処理され通行に支障はない。
下界が少し見えてきた。
落葉が多いが、道は歩きやすい。
笹が左右に広く刈り取られており、問題のないハイキング道になっている。
下界の眺望が広がってきた。
登ってきた道を振り返った様子。
良く手入れされた道。ここまでよく整備されたものだ。
「これより先落石注意!次の標識まで」と記された標識。
落石は無く、且つ、区間も短い。
細い竹が林立している道に入るが、竹が切り取られている。
至る所の木や竹にテープが巻かれており、目印になっている。
休憩の腰掛に便利な岩が現れる。
右に登ると「八帖岩」と記されている。
八帖岩を過ぎると、道が平坦になる。
尾根道の様になっている所を行く。
左の木に標識が有るのが見える。奥に鉄骨が見えるのは、八尾方面に荷物をおろすロープウェイだったようだ。
この先に分岐があり、楽音寺道は直進のようだ。
分岐点に到着。ここが、モノレール小屋跡で、左に行くと「鍋谷山」に登れるようだ。
「鍋谷山」
横小路道(箕後川)の源流部にあるピークで、かつては花卉栽培の中継拠点として、モノレールやケーブルで花卉を搬送していた。
標識の下部に、「河内越ゲート連絡道は未整備です。通行しないでください。」と記されている。
楽音寺道方面に進む。
少し下り気味に進む。
切り倒された倒木がある。
少し下り気味の進むと、分岐点に出る。
右に行くと河内越ゲート連絡道。左に行くと楽音寺道で、ここが、令和楽音寺道の始点という事らしい。
右に行くと河内越ゲート連絡道。左に行くと楽音寺道で、ここが、令和楽音寺道の始点という事らしい。
4. 令和楽音寺道の詳細
5. 管理道からの下山
「楽音寺道の状況」:「猛太さん」への御礼。
想像していた状態を「遥かに超えた整備状況」に、感動すら覚えました。さぞかし大変な労力を払われた事と思い、敬意を表します。
また、適切なポイントに標識が設置されている為、道に迷うこともなく、更には、令和楽音寺道の激坂には何本ものロープが渡してあり、多いに助かりながら無事管理道に出ることが出来ました。
また、適切なポイントに標識が設置されている為、道に迷うこともなく、更には、令和楽音寺道の激坂には何本ものロープが渡してあり、多いに助かりながら無事管理道に出ることが出来ました。
参考:楽音寺道~十三峠越 ハイキング。
以上。
(2022.01.08)
ディスカッション
コメント一覧
楽音寺道を掲載して頂き誠にありがとうございました。
楽音寺道は長い間廃道状態であったようです。
踏破の記録も少なく復活させるのにはルートそのものを探索する必要がある位藪のジャングル状態でした。
2016年より復活作業に掛かり(山道の復活は初めて)⇒竹の橋の先の大学の研究施設?の分岐までは
ルートはしっかりして倒竹の排除と比較的薄い笹薮の除去でした。
それからの先は悪戦苦闘の連続(最初は道自体が分からず斜面道ぽい所をコンパス頼りに探索)
ようやく山腹道の一部を発見して藪のジャングルを切り開いて行きました。
東進して落石注意の区間手前(通称展望尾根)でルートが分からず岩場上部へ行ったりして挫折状態。
周辺の藪を切りまくってルートを発見。落石注意区間を過ぎて再び山腹道から竹林区間に入り
尾根の合流地点から少し左へ進み(現在のルートは2019年に整備協力者により竹林を切り開いた)
尾根左端部より八帖岩へ。(現在は廃ルート)
ここからロープウェイ小屋まで二箇所迂回ルートを変更してます。
令和楽音寺道始点から平坦部のぬた場?手前の分岐(右に行けば倒壊した小屋付近に行く)
までは楽音寺道の続きの可能性もありますが確証は?
便宜上河内越えゲート連絡道分岐から令和楽音寺道としています。
3点分岐の右の尾根道ルート(楽音寺南道)は先程の倒壊した小屋へのルートと繋がり
一説では尾根道が楽音寺道の続きだと。(古い地形図にはこのルートはない。
昭和40年代にこの一帯が畑として開墾された時に使われた可能性が有りますが)
分岐より先は完全に新ルートで沢渡河地点より急坂区間~管理道は整備・探索協力者の
協力で藪を切り開いてます。(古い地形図にはこのルートに近い破線道表記があった)
現在はおじぎ岩経由で境界尾根から管理道ですが2019年12月から少しの間、下駄返しの巨岩
横から岩登りをして境界尾根から管理道のルートが有りました。(滑落の危険もあり廃ルート)
なお令和楽音寺道は上り一方通行の道と思っています。(管理道から下るには適してはいないかな)
管理道より東方は擁壁の高さが障害となり進めないです。少し南に行った所から探索協力者が
強引に探索していますが。元々は県境を越えて河内越えに繋がっていた。
楽音寺道は楽音寺古道とも呼ばれているようです。
1月22日現在 横小路道は通行可能。楽音寺南道は通行可能。
29日より鍋谷山道の整備に掛かります。
楽音寺道について追加です。
整備は毎年しています。大体10月頃から始めてます。
令和楽音寺道が終わるのが12月初め位(多少ズレる事も)
通行限界は5月初め位だと思います。夏季は藪がまた伸びスズメバチもいる
と思いますので決して通行しないように。
そしてこの道は決してハイキング道ではない事です。
気楽な気持ちや装備で踏み入らない事。
これは北側の横小路道やそれらと連絡する道も同じです。 個人が整備しているのですから限界もありますし。
tacsanさん、初めまして
生駒歩きの為の検索で、このサイトに来ました
詳細なルート解説ありがとうございます
サイトを参考に、2/6に楽音寺道を登ってきました
結構厳しい個所もあり75分程かかりましたが無事に登れました
生駒はハイキングコースとしてがっつり整備してある道が多いので、楽音寺道はほんといいですね
整備をしてくださった猛太さんをはじめ協力者の方に感謝です