カシミール3Dでルートを作成しGPXファイルを保存する

2025年5月20日

トレッキングの計画と記録
カシミール 3D
ルートの作成要領

 

 このたび、2025年3月末をもちまして、山行計画のGPXファイル(GPSログ)のダウンロード機能をプレミアムプラン限定の機能とさせていただくこととなりました。

引用元:ヤマレコ

ヤマレコで作成したトレッキングルートのGPXファイルがダウンロードできなくなったので、 この代替として、「カシミール3D」でルートを作成してGPXファイルを保存する方法に切り替える。
 
ルートの開始地点で右クリックし、表示される「地図」のプルダウンメニューから「新規作成」→「ルート作成」を選択する
「カシミール3D」のルート作成機能。
 
以下に、「カシミール3D」でのルートの作成要領を記録。
 
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1. ルートの作成要領

 
参考:GPSファイル編集ソフト 「カシミール3D」の使い方。
 
 
カシミール3Dを開き、地図をルートを作成したい地点に移動する。
カシミール3Dを開き、地図を移動してルートを作成したい地点を表示する
 
ルートの開始地点にマウスを合わせ、右クリックして表示される「地図」のプルダウンメニューから「新規作成」→「ルート作成」を選択する。
ルートの開始地点で右クリックし、表示される「地図」のプルダウンメニューから「新規作成」→「ルート作成」を選択する
 
マウスに線が現れるので、ルートにしたい地点を順次クリックしてゆく。
ルートの作成を一時中断したい場合、右クリックでプルダウンメニューを表示すれば、マウスを他の画面に移動できる
 
ルートの作成を一時中断したい場合、右クリックでプルダウンメニューを表示すれば、マウスを他の画面に移動可能となる。
 
「プルダウンメニュー」には、【1つもどる】と【確定】があり、【1つもどる】でクリックした地点を元に戻し、【確定】でルート作成を終了する。
 
ルートの作成が完了したら、右クリックでプルダウンメニューを表示し、「確定」をクリックする。
ルートの作成が完了したら、右クリックでプルダウンメニューを表示し、「確定」をクリックする
 
「ルートデータプロパティ」が表示されるので、「タイトル」を入力し「OK」をクリックする。
「ルートデータプロパティ」が表示されるので、「タイトル」を入力し「OK」をクリックする
 
ここで、ルートの色や線幅が変更できる。
 
GPXファイルを保存するには、左上の「編集」タブをクリックし、「GPSデータ編集」を選択する。
GPXファイルを保存するには、左上の「編集」タブをクリックし、「GPSデータ編集」を選択する
 
「GPSデータエディタ」画面が開くので、「ルート」を選択して先ほど作成したルートファイルを表示し、右クリックして「ファイルへの書出し」を選択する。
「GPSデータエディタ」画面が開くので「ルート」を選択すると、先ほど作成したルートファイルが表示されるので、右クリックして「ファイルへの書出し」を選択する
 
「GPSファイルに部分書出し」画面が開くので、ファイル名を設定して「保存」をクリックする。
「GPSファイルに部分書出し」画面が開くので、ファイル名を設定して「保存」をクリックする
 
これで、「カシミール3D」で作成したルートが、「GPXファイル」で保存される。
 
 

2. GPXファイルの【ルート】と【トラック】について

GPX (GPS Exchange Format) ファイルは、GPSデータを保存・共有するためのXMLベースのフォーマットで、主に「ルート」(Route) と「トラック」(Track) の2つの異なるデータタイプがある。
 
カシミール3Dでは、ルート (Route)フォーマットのGPXファイルを作成するか、トラック (Track)フォーマットのGPXファイル作成するかが選択できるようになっている。
この他に「登山道作成(ルート)」が選択できるが、この場合、ルート (Route)フォーマットでGPXファイルが作成される。
「登山道作成(ルート)」が選択できるが、この場合、ルート (Route)フォーマットでGPXファイルが作成される
 
ルート (Route)
目的地への計画された経路を示すもので、出発点から目的地までの途中の「ウェイポイント」(Waypoints) を並べたもので構成される。
 
●ウェイポイント(地点):
登山の場合、「登山口」「展望台」「休憩所」「頂上」などが、「目的地点」であり「ウェイポイント」となり、該当場所そのものが、意味がある地点になる。
 
トラック (Track):
実際に移動した道筋を記録したもので、多くの「トラックポイント」(Trackpoints) で構成される。
 
●トラックポイント(軌跡):
一定時間間隔や一定距離ごとに自動的に記録される位置情報で、自分が歩いた軌跡の「一つの通過点」ということになる。
 
カシミール3Dで、ルート (Route)フォーマットのGPXファイルを表示した例。
ルートが「ウェイポイント」の集合で表示される。
カシミール3Dで、ルート (Route)フォーマットのGPXファイルを表示した例。
ルートが、ウェイポイントの集合で表示される。
 
カシミール3Dで、トラック (Track)フォーマットのGPXファイルを表示した例。
ルートが「赤線」で表示される。
カシミール3Dで、トラック (Track)フォーマットのGPXファイルを表示した例。
ルートが、赤線で表示される。
 
 
 
カシミール3Dで、ルート (Route)フォーマットのGPXファイルをトラック (Track)フォーマットのGPXファイルに変更する方法。
 
ルート (Route)フォーマットで表示されているルートを右クリックし、「ルートの操作」を選択して、「トラックへコピー」か「トラックへ変換」をクリックする。
ルート (Route)フォーマットで表示されているルートを右クリックし、
「ルートの操作」を選択し、「トラックへコピー」か「トラックへ変換」をクリックする
 
 

3. スマホでのトレッキングルートのナビ要領

スマホで使える「登山用 GPS地図アプリ」を使ってナビさせる方法。
①.「ヤマレコ」アプリでナビさせる。
②.「ジオグラフィカ」でナビさせる。
③.「山旅ロガーGold + 地図ロイド」でナビさせる。
 
「ヤマレコ」アプリでナビさせる。
 
「ジオグラフィカ」でナビさせる。
 
「山旅ロガーGold + 地図ロイド」でナビさせる。
 
 

以上。
(2025.05.16)

 
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