2021年11月4日
恩智越バリエーションルートの詳細
恩智越え【尾根道】ルートの詳細(高安山)
尾根道 = 標高:355m 距離:約 2km
恩智越え 旧ハイキングコース(尾根道):【尾根道】
この道は、恩智越え【天川道】より、古いが、いつ頃できたのかは不明。立原道も天川道も谷道で、雨が降ると通行不能になることがあるため、尾根ルートは重要な道である。 現在は廃道として、地理院地図にも記載されなくなっているが、鉄塔の巡視路として使用されている。
スタート地点の「恩智惣池」の奥にある「末広神社」。この裏を登って行く。
1. 恩智越えのバリルートと天川道の位置づけ
恩智越えのルートには、【恩智新道】と呼ばれる本線(赤色のルート)以外に、4つの【代替裏ルート】と水色の【ショートカット】ルートがある。
【
尾根道(緑色)】は、谷道である【天川道】の南側の尾根を伝うルート。

恩智越え-5+1 のルート。(記号は、歩き易さ。)
・◎ 恩智新道(本線):恩智神社の北側を緩やかに登っていくルートで、幅も広くてよく整備されている。
・〇 恩智信貴道:本線の「あずまや」の先にある「高安山」と書かれた道標に沿って登るルート。
・〇 ショートカット:恩智神社の裏にある総池(そいけ)の手前から登り、恩智新道の「屋根付き」休憩所に出る道。
・□ 天川道:恩智神社の参道の南側を進んで、神社の裏にある総池(そいけ)の横から登る谷道ルート。
・△ 尾根道:総池(そいけ)の奥から登るルート。尾根の道で、歩きやすい。
・✖ 立原道:感応院の東側から登るルート。谷道で、沢に沿って登る道は困難な箇所が多い。
恩智越え【尾根道】ルートの最新状況。
2021.10.21
標高300m辺りから上は、ヤブコギ状態。
以前から道をふさいでいる倒木の辺りを、上から見た状況。

2. 【尾根道】ルートの地図
「恩智越え【
尾根道)】ルート」は、恩智神社の裏にある総池(そいけ)の奥から登る(旧道)ルートである。

「恩智越え【尾根道】ルート」は、一部の藪漕ぎ区間を除けば状態は良好。また、天川道程傾斜がきついところもない。休憩ポイントは一箇所もないが、鉄塔を真下から見ることが出来る場所がある。
以下、「恩智越え【尾根道】= 旧ハイキングコース(尾根道)」の詳細を記録。

「末広神社」:「恩智惣池」の奥にある小さな社
恩智神社の鳥居を少し登った所に、「恩智会館」がある。

この建物の右脇に、「恩智神社 及 合祀神社等巡拝図」と言う案内板が掲げてある。

この案内板に描かれている図の、右上を拡大した様子。

この図をよく見ると、「総池」の横に同じ様な形の社の図が描かれており、「恩智惣池」の隅にひっそりと鎮座している小さな社は、「末広神社」ではないかと思われる。
以下、【尾根道】ルートの詳細は、2020.12.22 時点の「自然のままで良かった」状況だが、2021.02.11 時点では「マウンテンバイクのダウンヒルコース」化が進行しており、様変わりしています。道がマウンテンバイク用に整備された分、ヤブコギも無くなり歩き易くなっているが、土日は避けた方が良い。【 尾根道 】は、マウンテンバイクに適しているのだろうが、春から夏にかけてマウンテンバイクの姿は無くなり、次の冬までは静かになる。
3. 【尾根道】ルートの詳細
恩智神社の裏に、「総池(そいけ)」と言う池があり、釣り人が絶えない。

この池の奥に、小さな社「末広神社」が鎮座している。

この「末広神社」の裏、フェンスの横を抜けて山に登る道があり、ここが、【尾根道】ルートの登り口になっている。

登り始めは、落ち葉で道があるようには見えない。

しかし、【尾根道】の名前にふさわしく、尾根伝いに道が続いている。

尾根とはいえ、結構な急坂になる。

この状態を見ると、笹が刈られるという人の手が入っている。

私有地か、立ち入り禁止のテープが張られている。

狭い尾根道の「鞍部」に、倒木がある。

やがて、鉄塔の下に出る。

ここでは、鉄塔を真下から見上げることが出来て、美しい幾何学模様!が鑑賞できる。

この鉄塔は、麓からも良く見える。

鉄塔を、さらに上に進む。

尾根道とはいえ、右は谷間に面した所もある。

次は、左が谷間の道で、且つ、狭い。

少し平坦な尾根に入ると、藪漕ぎが始まる。

笹の丈が低いので、この辺りは問題ない。

下界が見える地点もある。

笹の道を行く。

笹の尾根が続く。

尾根なので、道が見えなくとも迷うことはない。

笹と枯れ木と落葉の道を行く。

愈々本格的な藪漕ぎに突入。標高300m近辺。

藪漕ぎの中に倒木があり、道が分かりにくいため、右に足を踏み外しそうになる。

藪漕ぎが続く。

尾根が広くなり、藪が少し開けてくる。

尾根が終わり、平地に出てきた。

開けた道になる。

「火の用心」の標識がある。

標識の地点は、「立原道」との合流地点になっている。

杉林の道になり、道の様子が一変する。

この辺りは、沼地の様になっており、橋が渡してある。

写真ではわからないが、右側に池のような湿地帯がある。

やたらと「ゴミ」が散乱している道になる。

【市道大県信貴線】が見える。こちらの車道からゴミが投棄されているようだ。

【尾根道】の終点、【市道大県信貴線】の車道に出る門。
【市道大県信貴線】の車道から見た、到達点。

柵がある方に登って来るには、どうすればよかったのかと覗いてみる。

「恩智越え【尾根道】= 旧ハイキングコース(尾根道)」。
廃道という事で心配だったが、一部の藪漕ぎ区間を除けば問題なく歩ける。天川道や立原道は谷道のため、ぬかるみの箇所があるが、尾根道のため乾いていて歩きやすい。また、天川道程傾斜がきついところもなかった。休憩ポイントトは一箇所もない。
見どころは、赤い鉄塔を真下から見ることが出来る箇所があることぐらいか。
参考:恩智越えルート【恩智新道】の詳細。
参考:恩智越え【天川道(谷道)】ルートの詳細。
以上。
(2020.12.22)
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