高尾山(くつろぎの道~みはらしの道~ひのきの道) ハイキング

2022年1月22日

大阪府:柏原市トレッキングコース
高尾山(くつろぎの道~みはらしの道~ひのきの道) ハイキング
標高:277.8m 距離:約 5km
 
 
高尾山(くつろぎの道~ひのきの道) ハイキング コース地図
 
今回は、「きぼうの道」から「くつろぎの道」を経て「高尾山」に登り、「みはらしの道」から「ひのきの道」に出て下山した。
 
 
コースの特徴。
『高尾山山頂』からの眺め。僅かに大和川が見える。
『高尾山山頂』からの眺め。
 
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1. 高尾山へのハイキングコース

高尾山へは、「高尾山創造の森」のハイキングコースを利用して登ると、幾つかのコースが選択出来る。

 高尾山創造の森

高尾山創造の森(たかおやまそうぞうのもり)は、地元住民と大阪府、柏原市が協力して整備した公園であり、大阪府民が参加しながら森作りを行うため、別名「府民参加の森」ともよばれる。平成10年(1998年)に整備が完了した。

鐸比古鐸比賣神社のある山麓から山頂付近にかけて、約27万平方メートルの一帯が整備され、遊歩道や展望台が設けられている。また、直径35メートルの柏原市の市章モニュメントも設置されている。 森全域は、「憩いの森」、「冒険の森」、「郷土の森」、「野鳥の森」、「ふれあいの森」の5つのエリアに分かれ、遊歩道にも「くつろぎの道」、「きぼうの道」、「いにしえの道」などの愛称が付けられ、それぞれの道の分岐点には案内板が設置されており、道に迷わないように配慮されている。

 
「高尾山創造の森」のハイキングコース。
「高尾山創造の森」のハイキングコース
 
高尾山創造の森へは、近鉄大阪線の 【堅下駅】が一番近い。
 
 

2. 高尾山創造の森までの道の様子

近鉄大阪線【堅下駅】を東に進み、恩智川を渡ったところから大県交差点までの様子。
近鉄大阪線【堅下駅】を東に進み、恩智川を渡ったところから大県交差点までの様子
 
国道170号線(旧道)、大県交差点。奥に見える山が「高尾山」。
国道170号線(旧道)、大県交差点。奥に見える山が「高尾山」
 
大県交差点を北に少し行った所に、鐸比古鐸比売(ぬでひこ ぬでひめ)神社の大鳥居が立っている。
大県交差点を北に少し行った所に、鐸比古鐸比売(ぬでひこ ぬでひめ)神社の大鳥居が立っている
 
大鳥居を潜って、鐸比古鐸比売(ぬでひこ ぬでひめ)神社への参道の様子。
大鳥居を潜って、鐸比古鐸比売(ぬでひこ ぬでひめ)神社への参道の様子
 
神社への階段を数段登った所を右に進むと、「高尾山創造の森」に続いている。
神社への階段を数段登った所を右に進むと、「高尾山創造の森」に続いている
 
神社の下を通って「高尾山創造の森」に続く道。(境内から「高尾山創造の森」へも可)
神社の下を通って「高尾山創造の森」に続く道
 
境内のはずれに、「高尾山創造の森」の案内板がある。
境内のはずれに、「高尾山創造の森」の案内板がある
 
「高尾山創造の森」への道。
「高尾山創造の森」への道
 
右にトイレがあり、左前方にぶどう畑が見えたところで左折すると、「きぼうの道」に入れる。
右にトイレがあり、左前方にぶどう畑が見えたところで左折すると、「きぼうの道」に入れる
 
「きぼうの道」への入り口を見過ごして行き過ぎる。
「きぼうの道」への入り口を見過ごして行き過ぎる。
 
 

3. きぼうの道~くつろぎの道~きぼうの道の様子

「きぼうの道」:最初は階段になっている。
「きぼうの道」:最初は階段になっている
 
ここから、「きぼうの道」を登り、「きぼうの道」と「くつろぎの道」の分岐点に出て、「くつろぎの道」を行き、再び「きぼうの道」に合流して「きぼうの道」の終点、【市道大県信貴線】に出る階段を上る。
 
 
【市道大県信貴線】:ロードバイクでのヒルクライムで有名な、通称「ぶどう坂」の車道に出る。
【市道大県信貴線】:ロードバイクでのヒルクライムで有名な、通称「ぶどう坂」の車道に出る
 
車道の横に【みはらし広場】があるが、何も見えない。
車道を行くと、横に【みはらし広場】があるが何も見えない
 
広場の中には、【大阪みどりの百選】の石碑が建っている。
広場の中には、【大阪みどりの百選】の石碑が建っている
 
広場の中を行くと、「古墳観察歩道」の標識がある。ここを下ると「いにしえの道」に出る様子。
広場の中を行くと、「古墳観察歩道」の標識がある。ここを下ると「いにしえの道」に出る。
 
広場の中にある、「高尾山山頂遺跡」説明板。
広場の中にある、「高尾山山頂遺跡」説明板
 

 高尾山山頂遺跡

 一きわ高い高尾山(277.8m)山頂に大きな岩塊が見え威容なこの形に圧倒されます。この岩山は山麓の式内社鐸比古・鐸比売神社の旧地で現在も鐸比古の小祠とその南の谷に巨岩があって鐸比売命が、疫病治癒や降雨・祈願などを対象にこの地域の祖神として祀られています。
 山頂背後の斜面地には広い範囲にわたって弥生時代後期の土器片や石器類が散布する場所があり、大正4年、山頂から南へ続く尾根から、弥生時代前期から中期にかけての銅鏡(多錨細文鏡)が出土しています。
 山麓一帯には縄文時代から始まる大県遺跡等の集落跡群があり、古代、歴史時代から現在まで富裕な地域として栄え、当遺跡とのつながりが考えられます。
 この時期、中国の史書「魏志」に倭国大乱が永く続いたと記されていますが、当遺跡は、河内潟や河内平野に住む人達の生活や動きが一望できる位置にあり、どのような役割を果したのでしょうか。
 この遺跡は、まだ調査が行われていませんが、遺跡の規模や性格など多方面から検討が必要な遺跡と言えます。

   2001年3月 柏原市教育委員会

引用元:「高尾山山頂遺跡」説明板
 
 

6. 高尾山 山頂の様子

広場の上を車道から左へ入ると、左:「なかよしの道」、右「みはらしの道」の分岐点になっている。右の「みはらしの道」には、「鐸比古大神」の鳥居があり、高尾山の山頂へと続く道になっている。
広場の上を車道から左へ入ると、左:「なかよしの道」、右「みはらしの道」の分岐点になっている。右の「みはらしの道」には、「鐸比古大神」の鳥居があり、高尾山の山頂へと続く道になっている。
 
右の鳥居をくぐり「みはらしの道」を行くと、「鐸比古大神」の石碑が建っている。
右の鳥居をくぐり「みはらしの道」を行くと、「鐸比古大神」の石碑が建っている
 
石碑の脇の木に、小さい『高尾山山頂 ≫』の標識がある。ここを右に登る。
石碑の脇の木に、小さい『高尾山山頂 ≫』の標識がある。ここを右に登る
 
『高尾山山頂』への道は、狭く急峻。
『高尾山山頂』への道は、狭く急峻
 
ロープやハシゴを使わなければ登れない、急な箇所がある。
ロープやハシゴを使わなければ登れない、急な箇所がある
 
岩盤が露出している、『高尾山山頂』の様子。平らな岩だったので、ここで昼食を摂る。
岩盤が露出している、『高尾山山頂』の様子。平らな岩だったので、ここで昼食を摂る。
 
三角点がある。
三等三角点がある
 
三等三角点だ。
三等三角点だ
 
三角点近くの木に「高尾山 277m」と書かれた、小さな表示板が掛かっている。
三角点近くの木に「高尾山 277m」と書かれた、小さな表示板が掛かっている
 
『高尾山山頂』からの眺め。僅かに大和川が見える。
『高尾山山頂』からの眺め。僅かに大和川が見える。
 
 
高尾山 山頂の絶景ポイント(2020.12.13 追記)
 
岩場を出来るだけ前に出て、下を覗いてみると何やら屋根が見える。
岩場を出来るだけ前に出て、下を覗いてみると何やら屋根が見える
 
岩場を伝って下に降りてみると、『祠』=【鐸比古大神】(ぬでひこだいじん)があった。
岩場を伝って下に降りてみると、【鐸比古大神】(ぬでひこだいじん)の『祠』があった
 
この祠の前に、狭いが平らになった岩場がある。
この祠の前に、狭いが、平らになった岩場がある
 
この「岩場」が、『高尾山 山頂の絶景ポイント』だった。
この「岩場」が、『高尾山 山頂の絶景ポイント』だった
 
正面に、八尾空港。左手には、大和川が・・・天気が良ければ明石海峡大橋も見えるだろうに。
 
 

7. みはらしの道~ひのきの道の様子

山頂から降りて、「鐸比古大神」の石碑の横「みはらしの道」を行く。
少し行くと「鐸比古大神」の石碑があり、この横にある道が「みはらしの道」で、高尾山の山頂への分岐点になっている
 
ここから、みはらしの道」を下り、途中から「ひのきの道」に入って柏原市平野の住宅街に降りる。
 
 
「ひのきの道」をぬけて、柏原市平野の住宅街に降りてきた。
「ひのきの道」をぬけると、柏原市平野の住宅街に降りる
 
住宅街の中を下る。
住宅街の中を下る
 
途中にある「禅林寺」。この南に「若倭彦(わかやまとひこ)神社」がある。
途中にある「禅林寺」。この南に「若倭彦(わかやまとひこ)神社」がある。
 
川:【谷山渓】に沿って、住宅地を下る。
川:【谷山渓】に沿って、住宅地を下る
 
国道170号線(旧道)、平野の交差点に出る。ここを直進すれば近鉄大阪線【法善寺駅】に至る。
国道170号線(旧道)、平野の交差点に出る。ここを直進すれば近鉄大阪線【法善寺駅】に至る。
 
 
高尾山ハイキングは、道が狭く急峻で「ちょっとしたトレッキング」が愉しめるお手軽コースである。
 
 

以上。
(2020.11.17)

 
 
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11 柏原市

Posted by tacsan