地理院地図に GPSログを表示し 撮影地点に写真を表示する

2022年4月28日

トレッキングの計画と記録
カシミール3D デジカメプラグイン
写真を撮った場所を地図上に表示する方法

 
トレッキングで撮った写真を、等高線がある地図(地理院地図)の撮影地点に表示する。
カシミール3Dの「デジカメプラグイン」を使用すれば、パソコンで表示した地理院地図に、写真を撮影したポイントを地図上に表示することが出来る。
「ヤマレコ」でも、写真を地図に配置することが出来るが、写真を登録する容量に上限があり、写真のサイズや枚数を限定しなければならない。
カシミール3Dの「デジカメプラグイン」を使用すれば、写真の容量(写真のサイズや枚数)を気にしなくてよい。
 
サムネイルをクリックすると、写真が編集できるポップアップウインドウが表示される
カシミール3D デジカメプラグインで、写真を撮った場所を地図上に表示。
 
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1. カシミール3D デジカメプラグインとは

写真のExif情報を操作するプラグインで、カシミール3Dの地図を使って位置情報を表示したり書き込むこともできる。
GPSトラックデータがあれば、撮影地点に写真が表示されるので、撮影位置の特定も可能である。
また、画像の閲覧機能や編集機能等もあり、画像ブラウザとしても使用できる。
 
カシミール3Dには、最初からインストールされており、別途インストールする必要はない。
 
 
 
 

2. デジカメプラグインの使い方

カシミール3D を起動し、「ツール」→「デジカメプラグイン」→「ブラウザ起動」の順にクリックする。
カシミール3D を起動し、「ツール」→「デジカメプラグイン」→「ブラウザ起動」の順にクリックする
 
「利用開始」をクリックする。
「利用開始」をクリックする
 
画面の左に、デジカメプラグインのブラウザが表示される。
画面の左に、デジカメプラグインのブラウザが表示される
 
GPSトラックデータを表示した後、左のブラウザにある「フォルダ一覧」で撮影した写真が保存されているフォルダを選択すると、写真のファイル一覧が表示されて、地図上に撮影地点が表示される。
GPSトラックデータを表示した後、左のブラウザにある「フォルダ一覧」で撮影した写真が保存されているフォルダを選択すると、写真のファイル一覧が表示されて、地図上に撮影地点が表示される
 
写真を撮影した時に「方位」を記録しておくと、サムネイルに撮影方向矢印が表示される。このサムネイルにマウスを当てると、日時と画像がポップアップされる。
写真を撮影した時に「方位」を記録しておくと、サムネイルに撮影方向矢印が表示される。このサムネイルにマウスを当てると、日時と画像がポップアップされる。
 
サムネイルをクリックすると、写真が編集できるポップアップウインドウが表示される。
サムネイルをクリックすると、写真が編集できるポップアップウインドウが表示される
 
この時、左のデジカメプラグインのブラウザには、「選択された写真ファイル」とその「画像」及び「Exif情報」が表示される。
 
ポップアップウインドウは、拡大することが出来る。
ポップアップウインドウは、拡大することが出来る
 
写真が編集できるポップアップウインドウには、「Exif」ボタンや「原寸表示」ボタンがある。
写真が編集できるポップアップウインドウには、「Exif」ボタンや「原寸表示」ボタンがある
 
「Exif」ボタンをクリックすると、詳細な「Exif情報」が表示される。
「Exif」ボタンをクリックすると、詳細な「Exif情報」が表示される
 
クリップボードへ」ボタンがあり、「Exif情報」をコピーできるのが嬉しい。
 
左のブラウザの写真ファイル一覧の横に、「画像の一覧表示」アイコンがある。
左のブラウザの写真ファイル一覧の横に、「画像の一覧表示」アイコンがある
 
「画像の一覧表示」アイコンをクリックすると、フォルダ内の写真を一覧で参照することが出来る。
「画像の一覧表示」アイコンをクリックすると、フォルダ内の写真を一覧で参照することが出来る
 
 

3. デジカメプラグインの設定

「ツール」→「デジカメプラグイン」の中に、「設定」機能がある。
「ツール」→「デジカメプラグイン」の中に、「設定」機能がある
 
「設定」を表示すると、「画像の大きさ」と「アイコンのの大きさ」が変更できる様になっている。
「設定」を表示すると、「画像の大きさ」と「アイコンのの大きさ」が変更できる様になっている
 
尚、撮影場所への配置は、「GPSデータの時刻と画像の撮影時刻」で行われている。
 
 

4. ファイルの保存と再表示

デジカメプラグインを使って写真を配置した結果を保存するには、通常通り「ファイル」→「名前を変えて保存」→「GPSファイル」とクリックする。
デジカメプラグインを使って写真を配置した結果を保存するには、「ファイル」→「名前を変えて保存」→「GPSファイル」とクリックする
 

拡張子が 「xxxxx.gdb」 のファイルが保存される。

このファイルを カシミール3D で開き、再度「ツール」→「デジカメプラグイン」→「ブラウザ起動」の順にクリックすれば、保存した状態が再表示される。
 
 

5. トレッキング記録と写真の残し方

スマホでの、ベストソリューション。
トレッキングで、写真を撮った場所を正確に記録するには、
山旅ロガー」と「地図ロイド」の組合せがベスト。
 
パソコンでの、ベストソリューション。
「山旅ロガー」の【GPSトラックデータ】と「地図ロイド」で撮った写真を、
カシミール3D」の「デジカメプラグイン」で管理するのがベスト。
 
 

以上。
(2022.04.26)

 
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