山で携帯電話の電波が入るかどうかが可視化された 山の電波地図

 

山に行った折に「スマホの電波が届くかどうか」、スマホでの通話やインターネットへの接続が出来る場所かどうかを事前に知っておくと、いざという時の参考になるので心強い。

「携帯電話の電波状況が分かる山の電波地図」は、ハイキングコース上の地点毎に電波状況が可視化されたマップで、Androidスマートフォンで記録した電波情報を投稿して、共有することが出来る。

 

 

 

「山の電波地図」のURL。

 

トップ画面には、山の名前一覧と地域ブロックが表示されており、この中から表示する電波地図の位置を選択する。

 

山の名前一覧から「金剛山」を選択した画面。

 

地図で見るの中から「近畿」を選択した画面。

 

地図を拡大表示した画面。

 

水色の●は電波が届いている場所で、赤色の✖は電波が入らない地点を現わしている。

 

画面の左上には「キャリア」の選択ボタンがあり、デフォルトではすべてがオンになっているが、クリックして選択を解除することができる。下図は、「docomo」だけの選択にした例。

 

「3D」表示にした例。

 

 

スマホのGPSアプリ「山旅ロガー」で、GPXファイルに電波状況を記録することが出来る。

 

スマホで「山旅ロガー」を起動し、画面の右上にある縦三点リーダー「︙」をタップし、メニューから「設定」をタップする。

 

一覧から「機能」をタップして、その他機能にある「電波状況を記録する」にチェックを入れる。
同時に、「スリープ中は電波状況を記録しない」をオフにする。

 

この状態で、山旅ロガーでGPSログを【測定開始】した後【測定終了】を行えば、電波状況が記録される。

 

 

Android 7.0以上のスマートフォン，タブレットでは，
画面消灯中のアプリに動作制限がかかるので、
画面消灯中は山旅ロガーでの電波情報が記録されない。
山旅ロガーを「電池の最適化を行わない設定」にし、
「スリープ中は電波情報を記録しない」をオフにする必要がある。

 

 

 

スマホの「設定」＞「アプリ」から「山旅ロガー」を開き、「バッテリー」をクリックする。

 

「バッテリー使用量の管理」の「制限なし」にチェックを入れると、山旅ロガーの「スリープ中は電波状況を記録しない」のチェックを外す事が出来る。

 

 

投稿にあったっての前提条件。

①．スマホの「山旅ロガー」から直接投稿できるが、
　別途「山の電波地図アップローダー」をインストールし、
　ユーザーIDとパスワードを入力して，ログインした状態にしておく必要がある。
②．この為に「会員登録」が必要となる。
　ログインは初回のみで，ログインした状態にしておけば，2回目以降は不要。

 

山旅ロガーの「測定結果の一覧を表示」を行った後、該当トラックの「機能」をクリックして、「山の電波地図に送信する」をタップする。

 

表示されるアップローダー画面に、必要項目を入力して「アップロードする」をタップする。

 

「確認」画面が表示されるので「OK」をクリックする。
アップロードが成功したら「ブラウザで開く」をクリックして結果を確認する。

 

アップロード結果を、パソコンからサイトにアクセスし表示してみる。

 

中央部分にキャリアの「d」マークが表示され、アップロード情報が表示される。
山の頂上手前付近が赤色の×になっており、電波が入らないエリアになっている。

 

 

 

測定結果の出力画面の「電波情報」にチェックを入れると、GPXファイルの書き出しで電波情報が追加できる。

 

山の電波地図のサイトにログインして、「マイページ」の「投稿データ」から「情報を投稿する」項目を選択すると、ここから電波情報が記録されたGPXファイルをアップロードする事が出来る。

 

パソコンによる「マイページ」サイトからのアップロード画面。

 

 

「カシミール3D」で加工すると → 電波情報が消える。

 

「GPX Editor」 による GPXファイルの加工では、問題ない。

 

 

山の電波地図は、他のサイトやアプリからブラウザで起動するための「地図のURL」が公開されており、このURLを使って自由にリンクを張ることが許可されている。

 

Google Map の調べたい地点でマウスを右クリックすれば、緯度と経度が表示される。

 

調べた緯度と経度を埋め込む。

 

リンクで表示される画面。