~アラカンからのサイクルライフ~

ペダル と クリートの交換

ロードバイク メンテナンス
ペダルとクリートの交換
スピードプレイ から SPD-SLの PD-R9100 に
 
スピードプレイのゼロ チタンシャフトを使用していた。このペダルは、どの位置からでも嵌められて便利だが、
①.クリートが厚いので歩きにくい。
②.石畳や、タイルの道路を歩く時に音が大きく、且つ、滑る。
③.グリスアップや注油といった、メンテナンスが必要。
と、不満を抱えていた。そんな折に、メンテナンスを怠ったためか、ぬかるみを歩いたためか、ピンディングが抜けなくなるというトラブルに遭った。
 
ペダルとクリートの交換
これを機に、長年使ってきたペダルを交換することにした。
 

 

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1. 使用中のペダルとクリート
 
スピードプレイ ゼロ チタンシャフト。(2セットまとめて買った。)
 
ペダルは 83gと、圧倒的に小さく軽い。
 
クリート。1〜2回の乗車のたびにクリートのスプリングとペダルのかみ合い端にドライタイプの潤滑油を注油する必要がある。また、接地面は鉄だが、このまま歩いているとネジ山が削れて外しにくくなる。
 
最近では、ウォーカブル・クリートが販売されている。
SPEEDPLAYには専用シューズがある。
多くのシューズは「3つ穴」で、シマノやLOOK等のクリート用になっているが、SPEEDPLAYのクリートは「4つ穴」のため、取り付けるには、ベースプレートと呼ばれる板をクリートとシューズの間に挟み、4つ穴に変換する必要がある。このベースプレートをねじ止めする際に、シューズの底面が湾曲していると、クリートそのものも曲がってしまう。クリートが湾曲した状態では、ペダルをうまく掴むことができず、結果ハマりにくくなる。SPEEDPLAY専用シューズであれば、クリートの取り付け位置が真っ平らになっているので、こういった問題は発生しない。
 
クリートカバーは、Coffee Shop Zero Range。
 
クリートカバーを付けると、歩き易くなる。
  
SPEEDPLAYの特長
・ペダル軸までの高さが低く、ダイレクトにパワーが伝わる。
・左右の振り幅を【15度】まで調整可能で、膝に優しい。
・両面使用可能なので、踏むだけでハマる。
・クリートカバーが付いたまま装着可能。
・クリート位置の調整位置が広く、細かな設定が可能 。
 
 
2. ペダルとクリートの取り外し
 
15mmのショップコンレンチ(ペダルレンチ)で取外す。
 
シューズのクリートのも取り外した。クリートを止めているネジ山が削れていて、外せなくなる寸前だった。
 
スピードプレイ ゼロ チタンシャフト 一式の重量 = 284g。
 
 
3. 新しいペダルの購入
 
シマノ DURA-ACE デュラエース R9100シリーズ ペダル【 PD-R9100 】を購入した。
 
カーボンコンポジットボディ。軽量化を図るため、踏み面に肉抜きが施され、ステンレス製プレートは、従来のネジ止め式からボディ一体型に変更されている。
 
PD-R9100 ペダルの重量。左右セットで、235g。
 
PD-R9100にはSPD-SLの青色クリートと、クリート取付用のボルトが付属する。このクリートボルトは、肉抜きを施し軽量化された中空仕様で、トップモデルとしての差別化が図られている。(※クリートだけを購入した時に付属するクリートボルトは、肉抜きがされていない。)
 
PD-R9100のクリート、トータル重量= 70g。
 
PD-R9100 一式の重量。
ペダル左右セット 235g + クリート トータル 70g = 305g。
スピードプレイ ゼロ チタンシャフト 一式の重量 = 284g。
 
併せて、シマノ クリートカバー ペア SM-SH45 も購入した。
 
 
4. ペダルとクリートの取付け
 
PD-R9100 ペダルは、8mmのアーレンキーで取り付ける。15mmのショップコンレンチは使用できない。
 
ペダルの取付け要領。
 
PD-R9100 ペダルを、取り付けた状態。
 
クリートを取り付ける。
 
クリートの取付け要領。
 
クリートカバーを取り付けた。
 
ペダルとクリートの相性
分割クリート VP-ARC SL は、PD-R9100 ペダルにはカチッと嵌まらずすぐ外れる。(アルテグラ等の旧型のペダルでは、問題なかった。)
付属の青色クリートに変更。
 
 
5. クリートの調整
 
①.クリートの取り付け位置の調整。
 
母指球の位置を、ペダルの軸上にする。
 
Q-ファクターを合わせる。
 
足の回転角を合わせる。
 
 参考:
 
②.ピンディングバネの強さ調整。
 
ペダルの交換 →  クリートの交換 →
 クリートの位置調整 → シムによるカント調整
 
 ペダルを交換した結果、シムでのカント調整まで変更。
 
参考:
 
 
6. ペダル用工具
 
ショップコンレンチで交換するペダルと、アーレンキーで交換するペダルの2種類がある。
 
PARKTOOL(パークツール) ショップコンレンチ 15mm SCW-15。
 
このレンチですべてのペダルに対応できれば良いのだが、
・LOOK系には使用できない。
・SHIMANO系には使用可能。
 (但し、PD-R9100ペダルは8mmのアーレンキーになった。)
・SPEEDPLAYはこのレンチのみ使用可能。
 
アーレンキー 6mm と PD-A520 。
 
・SHIMANO系は6mmアーレンキーも、ショップコンレンチも両方使用できる。
・SPEEDPLAYはアーレンキーが使用できない。
 
アーレンキー 8mm と LOOK S-TRACK。
 
・LOOK系は8mmアーレンキーのみで交換。
・シマノ DURA-ACE デュラエース R9100シリーズ ペダル。
 
 
7. ペダルのメンテナンス
 
SPEEDPLAY。
定期的にグリスを注入する必要がある。
ペダル側面中央にあるネジを外すと、グリス注入用の穴が出てくるので、グリスガンで新しいグリスを注入する。ネジを外すだけでグリスアップが可能。
 
SPEEDPLAY グリスガン:SPEEDPLAY専用のグリス注入器。
 
シマノ。
分解し、グリスアップする。
 
 

以上。
(2018.03.17)

 

 

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