観心寺 と 近つ飛鳥の丘 観梅ツアー

大阪府のサイクリングコース
27-101_K3 観心寺・近つ飛鳥の丘 観梅ツアー 約 15㎞
 
関西花の寺 25ヵ寺の第25番は、観心寺の『梅』になっている。2月の末に走った【近つ飛鳥博物館】には『梅林マップ』という看板があり、「近つ飛鳥を梅いっぱいに」する植樹活動がなされていた。道明寺天満宮にも梅林がある。ということで、梅を見るには一番いい日ではないかと出かける。

近つ飛鳥博物館の梅
 
 
コース地図
 
石川サイクリングロードの彼方交差点にある、セブン-イレブン富田林瀧谷不動店をスタート地点とし、観心寺からR211、R27を経て、近つ飛鳥風土記の丘に行き、石川サイクリングロードに戻るコースを辿った。
 
以下、観心寺の『梅』と近つ飛鳥博物館の『梅林』の様子。
 

 

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檜尾山(ひのおさん)観心寺 
 
観心寺の庫裏は、観心寺の子院、槙本院の台所として江戸時代初期、約400年前に建てられた。この観心寺子院「旧槇本院 庫裏」をリノベーションした、創作精進料理『KU-RI』。
創作精進料理『KU-RI』
 
観心寺の入り口横にある、『大楠公』像。
『大楠公』像

境内を望む。山門左手に梅林がある。
観心寺の境内を望む
 
山門。
観心寺山門
 
山門脇にある梅林。『河内長野八景 観心寺の観梅』の石柱が立っている。
山門脇にある梅林
 
梅ばかりの庭園になっている。紅梅、白梅、枝垂れ梅と多くの樹が植えられており、その中を散策できる石畳がある。
山門脇にある梅林
 
中央部に石でできたベンチがある。
山門脇にある梅林
 
山門脇にある梅林。
山門脇にある梅林
 
青い空を背景に、紅梅と白梅。
山門脇にある梅林
 
樹齢250年もの老梅もあるそうで、古刹に春の訪れを告げている。
山門脇にある梅林
 
白梅を中心に300本を超える梅の樹があるらしいが、殆どの樹皮が白か灰色のウメノキゴケ(梅の木苔)に覆われていて、見苦しい気がした。

又、梅の見頃はむつかしく、まだ蕾の木もあれば、散り始めてる木もあり、満開と言う表現が出来ないが、梅は見頃を迎えていた。
 
観心寺の境内。
観心寺の境内
 
金堂。
観心寺の金堂
 
修行大師。
修行大師
 
恩賜講堂や霊宝館への道沿いにも梅がある。紅梅の枝垂れ。
恩賜講堂や霊宝館への道沿いにある梅
 
恩賜講堂や霊宝館への道沿いにある梅。白梅の枝垂れ。
恩賜講堂や霊宝館への道沿いにある梅
 
参道の左側にも梅林がある。
参道の左側にある梅
 
楠公学問所『中院』。
楠公学問所『中院』
 
高野山真言宗 遺跡本山(ゆいせきほんざん) 観心寺。
高野山真言宗 遺跡本山(ゆいせきほんざん) 観心寺
 
大宝年間(701~704)役小角(えんのおづの)の創建と伝える。はじめ雲心寺と称したが、弘仁年間(810~824)空海が再興し、観心寺と改める。貞観11年(869)清和天皇勅願の定額寺。のちに後醍醐(ごだいご)天皇の尊信を得たため、南朝文書を多数所蔵する。楠木氏の菩提寺。金堂・如意輪観音像・観心寺縁起資材帳は国宝。
 
釈迦の言葉。
過去を追うな 未来を願うな 過去は すでに捨てられた
そして未来は まだやってこない ただ 今日なすことを熱心になせ
 
 
 
後村上天皇陵
 
観心寺の奥に、後村上天皇陵への入り口がある。
後村上天皇陵
 
後村上天皇陵までは、相当な階段が続く。
後村上天皇陵
 
後村上天皇陵。
後村上天皇陵
 
後村上天皇(ごむらかみてんのう):第97代天皇
父:後醍醐天皇 母:新待賢門院藤原廉子
御 陵 名:檜尾陵(ひのおのみささぎ)
 
 
楠正成生誕の地
 
楠木正成生誕の地という伝承が残る場所。
楠正成生誕の地
 
楠正成生誕の地
 
正成(幼名:多聞丸)は永仁2年(1294)、現在の千早赤阪村水分山ノ井で誕生し、幼少の8~15才まで観心寺境内にある楠木家の菩提寺の「中院」で学問を習ったといわれる。当時は140年あまり続いた鎌倉幕府が衰え、政治を武士から天皇の手に戻そうという一大転機の時代。正成は元徳3年(1331)~元弘3年(1333)まで幕府勢と戦い、勝利を収め、功労者として後醍醐天皇より従五位下検非違使に任命されたが、建武3年(1336)、天皇を中心とした政治に反旗をひるがえした足利尊氏に湊川の戦いで破れ、自害した。そんな正成の功績を鑑み、文禄年間(1592~1596)、豊臣秀吉の命により、増田長盛がここを検地し土壇を築き、小さな社を祀ったのが始まりとされる。さらに明治8年(1874)、大久保利通の奨めによりここに碑が建てられた。碑の銘は幕末の剣豪の一人、桃井春蔵の直筆によるもの。毎年4月25日には「楠公祭」が行われているそうだ。
 
楠正成生誕の地
 
 
スイセンの丘
 
もうスイセンも終わりかと思いつつ、立ち寄ってみた。
スイセンの丘
 
少し減ってはいたが、まだまだ咲いていた。雪中花(せっちゅうか)とも言う。
スイセンの丘
 
辺り一面に、いい香りが漂っていた。
スイセンの丘
 

近つ飛鳥風土記の丘から博物館に至る梅林
 
近つ飛鳥風土記の丘からの梅林への入り口。
近つ飛鳥風土記の丘から博物館に至る梅林
 
近つ飛鳥「梅いっぱい」植樹基金。
近つ飛鳥「梅いっぱい」植樹基金
 
近つ飛鳥の丘の梅。
近つ飛鳥の丘の梅
 
博物館に至る谷にも、数多くの梅の樹が植えられている。
近つ飛鳥の丘の梅
 
枝垂れ梅(白)。
緑萼梅(リョクガクバイ)
 
摩耶紅梅 (まやこうばい):豊後系の遅咲きの花梅で、花びらは鮮やかなピンクで中輪の八重咲き。
摩耶紅梅 (まやこうばい)
 
緑萼梅(リョクガクバイ):野梅系。青軸性の白花で中輪八重の早咲き。
緑萼梅(リョクガクバイ)
 
シダレウメ八重。
シダレウメ八重
 
鹿児島紅梅(かごしまこうばい):花色がとても濃い赤で幹の中まで赤いのが特徴。
鹿児島紅梅(かごしまこうばい)
 
鹿児島紅梅(かごしまこうばい)が並べて植えてあり、深紅の連続は見ごたえがある。
鹿児島紅梅(かごしまこうばい)
 
小梅。
小梅
 
枝垂れ梅(白)。
枝垂れ梅(白)
 
枝垂れ梅(ピンク)。
枝垂れ梅(ピンク)
 
「思いのまま」。1本の樹に白とピンクの花が咲き、ひとつの花に白とピンクの2色の花びらがあるという、美しく珍しい梅。
「思いのまま」
 
この梅林は、近つ飛鳥博物館周辺に点在する5つの陵墓が「梅鉢御陵」と呼ばれていることにちなんでおり、300本はあると言われるいろいろな梅に、それぞれの品種名が記されており、見ごたえがあった。
 
梅を見るならここが一番。ここの梅はチョットしたハイキングにもなり、イチオシでお勧めできる。
 
梅・桃・桜 咲く順序。
梅→桃→桜 の順
梅→1月~4月頃
桃→3月下旬~4月上旬
桜→3月中旬~5月中旬
 
梅の種類・品種
4性分類
・野梅性(やばいしょう):野梅性、紅筆性、難波性、青軸性
・豊後性
・杏性
・紅梅性
3系9性
・野梅系:野梅性、紅筆性、難波性、青軸性
・豊後系:豊後性、杏性
・緋梅系:紅梅性、緋梅性、唐梅性

花梅と実梅の区別 ・・・  深入りしそうなので、中断。
 
 
追記:2018.04.01 近つ飛鳥博物館から風土記の丘に至る桜
 

近つ飛鳥博物館から風土記の丘に至る桜
近つ飛鳥博物館から風土記の丘に至る桜
近つ飛鳥博物館から風土記の丘に至る桜

 

以上。
(2018.03.11)

 

 

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