~アラカンからのサイクルライフ~

日本の里100選 天野の里 に登った

和歌山県のサイクリングコース
230-003 妙寺(かつらぎ公園)~R109~天野の里~R4~R480~R13
約20㎞
 
 
高天原の地、天野の里。
天野の里
 
 
コース地図
 
かつらぎ公園から紀の川を渡り、R109の激坂を経て天野の里に入るコース。

白洲正子が隠居したい『桃源郷』と言うことで、訪ねてみた。
 

 

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高天原(たかまがはら)とは。
高天原(たかあまはら、たかあまのはら、たかのあまはら、たかまのはら、たかまがはら)は、『古事記』に含まれる日本神話および祝詞において、天津神が住んでいるとされた場所のことで、有名な岩戸の段も高天原が舞台である。
  
白洲正子著「かくれ里」の一つに、『丹生都比売神社』という章がある。
その一節に…「まだかまだかと思ううち、峠を二つばかり越えたところで下り坂となり、いきなり目の前が明るくなった。見渡す限り、まばゆいばかりの稲の波だ。こんな山の天辺に、田圃があろうとは想像もしなかったが、それはまことに「天野」の名にふさわしい天の一角に開けた広大な野原であった。もしかすると高天原も、こういう地形のところをいったのかも知れない」・・・「ずいぶん方々旅をしたが、こんなに閑でうっとりするような山村を私は知らない」・・・「出来ることならここに隠居したいと思っているくらいである。」・・・「みとれるような美しい山々に、この天野の高原はとりまかれている。・・・桃源郷とは正にこういう所をいうのだろう」と記している。
 
 JR和歌山線の妙寺の南側にある、紀ノ川の河川敷『かつらぎ公園』まで、車で輪行する。
 
紀ノ川を渡ると、R13からすぐに【 R109 】に入る。(白洲正子も同じ道を辿ったであろう)峠からの『かつらぎ町』の眺め。
 
途中までは何とか登れるも、足をついたら歩きになる。
 
相当登ったR109よりの『かつらぎ町』の眺め。ここから先、林道になった激坂が続く。
 
やっとの思いで天野の里に入ると、すぐに『紀伊国一之宮 丹生都比売神社』が現れる。
 
世界遺産登録の丹生都比売神社(にうつひめじんじゃ)。
 
かつて空海を高野山にみちびいたとされる真言密教の守り神、丹生都比売神社。参拝者が多い。  
 
丹生都比売神社から眺める、標高450mの天野盆地。
 
【 思季うらら 】で昼食。
 
【 思季うらら 】への道からの眺め。目の前の建物が、『山荘 天の里 』という立派なコテージスタイルのホテル。
 
帰りは、R4からR480に出ると下りだけなのでのラクチン。R13から紀ノ川に懸かる【三谷橋】を渡って帰着。
 
【三谷橋】から紀ノ川の川下を望む。
 
【三谷橋】から紀ノ川の川上の眺め。
 
【三谷橋】の歩道をゆく。
 
『天野の里』は隠居したい場所か?。西行が晩年を過ごしたという説もあるが、現代において、歯医者、眼科、内科といった医院、コンビニに百均にスーパーマーケット、本屋に・・・本はネットで買えるからいいか。年をとると、生活環境が若い時よりより便利でなければ・・・と、昔とは別の現実を思う。
 

以上。
(2013.10.13)

 

 

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