~アラカンからのサイクルライフ~

Look 695 ZED2 クランクの分解 と オーバーホール

Look 695 Light オーバーホール と カスタマイズ
その - 06

ZED2 クランクの分解 と オーバーホール
 
Look 695 Light に付いている、ZED2 クランクの分解とオーバーホールをやってみた。
 
ドライブ側は、ZED2クランク自体に圧入のように固定されている
 
以下、ZED2 クランクの分解とオーバーホール要領を記録。
 

 

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1. ZED2 クランク の取外し方
 
クランクを止めているリングに、小さいボルトが付いている。
 
この、リングボルトを緩める。
 
ボルトが緩んだら、手で回して行けば外れる。ワッシャーがあるが、BB側に付いたままとなっている。
 
手で回せるが、リングを回す専用工具が付属している。
 
リングを外したノンドライブ側から、クランクを押すと、ドライブ側に抜ける。
 
ドライブ側からBBの中を通して、クランクを抜き取る。左右が合体したBMXみたいなワンピースクランクになっている。
 
クランクの重量、581g。
 
クランクが抜けたBBの状態。LOOKの独自規格「BB65」で、直径が 65mm もある。写真のノンドライブ側は、ベアリングがフレームに圧入されている。
 
ドライブ側は、ZED2クランク自体に圧入のように固定されている。
 
 
 
2. ZED2 クランクのオーバーホール
 
オーバーホール事項。
ZED2 クランクに付いているベアリングの洗浄とグリスアップ。
フレームに圧入されているベアリングの洗浄とグリスアップ。
 
 
ドライブ側の、ベアリングをグリスアップ。
 
シールやリテーナーを剥がすために使用した、工具。
 
ドライブ側のベアリングは、内側にシールが無く、直接『リテーナー』がベアリング球の隙間に入っており、これを取り外した状態。
 
取り外した、ドライブ側の『リテーナー』。
 
ベアリングを、洗浄。
 
ドライブ側のベアリング
内側にはシールが無く、直接『リテーナー』がベアリング球の隙間に入っており、防水・防塵性は全く考慮されていない
手で回してみると「ゴリゴリ」と音がして、『 ゴミが詰まり・グリスがなくなった状態 』で、激しく汚れていた。
年に1回程度は、オーバーホールが必須のように思われる。
 
グリスを詰め込んで、『リテーナー』を元に戻す。
 
 
ドライブ側の、シールドベアリング。
 
ノンドライブ側のシールドベアリングには、シールがある。回転もスムーズだったので、手入れせず。
 
 
 
3. 自作工具での BB65 ベアリングの交換
 
ベアリングの交換には、
ZED2クランクのベアリング交換用の専用工具
が必要で、メーカーから販売店だけに提供されるものらしい。
工具が自作できるか? どうするか、検討中・・・だったが
 
案-A:TNI LOOK用 BB65 ベアリングセット 。
案-B:CeramicSpeed セラミックスピード ルック PRESS-FIT BB65
 
遂に・・・思い切って・・・決行
 
 
 
4. ZED2 クランクの組付け
 
ドライブ側から、クランクを差し込む。
 
角度を変えながらBBに挿入して行く。
 
ノンドライブ側のクランクが出てくる。
 
クランクを止めるリングをセットし、締め付ける。
 
参考:ZED2 クランクの長さ変更
参考:ZED2 クランクに ROTOR Q-RINGS オーバルチェーンリングを装着
 
 
 
5. 変換アダプターでシマノクランクを使うには
 
『ISO/JIS/BSC/BSA(スレッド)規格』:シマノの24mm芯×86.5mm幅規格に準拠したクランクに交換するには?
 
BBには、強度と剛性、回転の滑らかさ、耐久性が求められる。
クランクシャフトを支えるだけでなく、
・回転効率を上げる
・スムーズな回転を保つ
 → このために、水平かつ左右の芯が出た状態で、
ベアリングが配置されている』こと。
 
 
参考:WISHBONE(ウィッシュボーン) BB6524 ボトムブラケット
 
このBBを装着すれば、
精度が高い状態で
シマノのクランクが
使用できるようになる。
 
 
 
Look 695 Light オーバーホール と カスタマイズ が完了した状態
 
オーバーホールとカスタマイズが完了した状態
 
 
 

以上。
(2018.06.06)

 

 

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