ロードバイク + ホイール
10速ホイール(11s非対応)に11速スプロケを付ける
何故 10速ホイール に 11速スプロケが 付けられるか?
10速ホイール(11s非対応)に11速スプロケを付ける
何故 10速ホイール に 11速スプロケが 付けられるか?
「11速なんぞ不要」と、近年殆んどのコンポが11速化される中、「10速」で我慢してきた。
が、新しいフレームを入手したため、コンポも新規に購入せざるを得なくなった。
必然的に新しいコンポは「11速」になったが、何本も保有している「10速のホイール」はどうすればよいのか、という問題に直面する。
が、新しいフレームを入手したため、コンポも新規に購入せざるを得なくなった。
必然的に新しいコンポは「11速」になったが、何本も保有している「10速のホイール」はどうすればよいのか、という問題に直面する。
以下、10速ホイール(11s非対応)に11速スプロケを取り付けた記録。
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目 次
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1. シマノには「10速」ホイール用の「11速」スプロケがある
朗報:シマノ「10速」ホイール用の「11速」スプロケ
アルテグラ R8000シリーズ
CS-HG800 11S 11-34T
(ICSHG8001111134)
アルテグラ R8000シリーズ
CS-HG800 11S 11-34T
(ICSHG8001111134)
2. 現状:ULTEGRA RD-6700-A GS 10速で 34T を使用中
次のような状態でロードバイクに乗っているという、恵まれた環境にいた。
歳と共に山登りが辛くなり、何とかならないかと、ULTEGRA RD-6700-A GS が発売されたことを機に、超ワイドレシオ化に挑戦。
このRDのMAX歯数は 30T でトータルキャパシティーは 39T だが Deore XT の CS-M771 との組合わせで、34Tが使用可能。
10速での前後比1:1を実現。・・・という状態で、保有している多くのホイールを超ワイドレシオにしている環境の中にいた。
このRDのMAX歯数は 30T でトータルキャパシティーは 39T だが Deore XT の CS-M771 との組合わせで、34Tが使用可能。
10速での前後比1:1を実現。・・・という状態で、保有している多くのホイールを超ワイドレシオにしている環境の中にいた。
ULTEGRA RD-6700-A GS 10速で、 34T を使用中
リアディレーラー:ULTEGRA RD-6700-A GS
スプロケット:Deore XT CS-M771
リアディレーラー:ULTEGRA RD-6700-A GS
スプロケット:Deore XT CS-M771
参考:
3. スプロケット:CS-HG800 11S 11-34T
このスプロケには、1.85㎜ のスペーサーが付属している。
11s ホイールに装着する場合は、
この 1.85mm スペーサーを入れるが、
10s ホイールでこのスプロケを使う場合には、
この 1.85㎜ スペーサーを入れなければよい、
ということになっている。
拠って、問題なく「10速」ホイールで使える、ということになる。
11s ホイールに装着する場合は、
この 1.85mm スペーサーを入れるが、
10s ホイールでこのスプロケを使う場合には、
この 1.85㎜ スペーサーを入れなければよい、
ということになっている。
拠って、問題なく「10速」ホイールで使える、ということになる。
このスプロケの歯数構成。
CS-HG800 11s 11-34T
11-13-15-17-19-21-23-25-27-30-34T
CS-M771 10s 11-34T
11-13-15-17-19-21-23-26-30-34T
11-13-15-17-19-21-23-25-27-30-34T
CS-M771 10s 11-34T
11-13-15-17-19-21-23-26-30-34T
「11速」化の恩恵で、26T が 25T と 27T に分割され、「10速」より段差が滑らかになっている。
11s非対応の、Campagnolo Shamal Ultra2-Way Fit に装着。
CS-HG800の問題点。
① 歯数構成は「11-34T」の1種類のみ。
② ロー34Tに対応できるリアディレーラーは、R8000のGSのみ。
② ロー34Tに対応できるリアディレーラーは、R8000のGSのみ。
この組み合わせは、
シマノが出しているスプロケとリアディレーラーなので、
変速性能も良く、
シマノが公式に認めている
「11s 非対応ホイールを使いまわす」
唯一の方法でもある。
シマノが出しているスプロケとリアディレーラーなので、
変速性能も良く、
シマノが公式に認めている
「11s 非対応ホイールを使いまわす」
唯一の方法でもある。
4. リアディレイラー:RD-R8000 11S ロー側最大28-34T
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5. 10速スプロケット と 11速スプロケット の違い
スプロケットの違い
①.スプロケの一枚一枚の歯の厚さは、10sでも11sでも同じ 。
【 1.6 mm 】
②.歯と歯の間にある、スペーサーの厚さが異なる。
10s【 2.35 mm 】
11s【 2.18 mm 】
差【 0.17 mm 】
③.この差が、ギアピッチの差になっている。
ギアピッチの差【 0.17 mm 】
①.スプロケの一枚一枚の歯の厚さは、10sでも11sでも同じ 。
【 1.6 mm 】
②.歯と歯の間にある、スペーサーの厚さが異なる。
10s【 2.35 mm 】
11s【 2.18 mm 】
差【 0.17 mm 】
③.この差が、ギアピッチの差になっている。
ギアピッチの差【 0.17 mm 】
STIレバーをワンクリックした時の、リアディレーラーの動き。
10s コンポでは、3.95 mm(1.6 + 2.35)移動
11s コンポでは、3.78 mm(1.6 + 2.18)移動
トップギアから9段階のシフトダウンを行うと、
トップギアから見てローギアでは
0.17 × 9 = 1.53mm
の差が生じる。
11s コンポでは、3.78 mm(1.6 + 2.18)移動
トップギアから9段階のシフトダウンを行うと、
トップギアから見てローギアでは
0.17 × 9 = 1.53mm
の差が生じる。
6. 10Sフリーボディー と 11Sフリーボディー の違い
10Sフリーボディー と 11Sフリーボディー の長さの違い。
10Sフリーボディー と 11Sフリーボディー の違い。
11Sの方が、10Sよりも 1.85mm 長くなっている。
11Sのフリーボディーに 1.85mm のスペーサーを入れれば、
同じ長さになる。
11Sのフリーボディーに 1.85mm のスペーサーを入れれば、
同じ長さになる。
11Sのフリーボディーに、
10Sのカセットスプロケットを付ける場合、
→ 1.85ミリのスペーサーを入れればよい。
10Sのカセットスプロケットを付ける場合、
→ 1.85ミリのスペーサーを入れればよい。
10Sのフリーボディーを、11Sに対応させるには、
フリーボディーの根元を、1.85mm 削ればよい。
(切削工具が必要だが・・・)
フリーボディーの根元を、1.85mm 削ればよい。
(切削工具が必要だが・・・)
7. 何故 10速ホイール に 11速スプロケ が付けられるか
【 CS-HG800 11s 】が、なぜ「10速ホイール(11s非対応)」に装着できるのか。
それは、11枚目が 34T と【 直径が大きい 】ので、
34T の歯をオフセット(ホイール側にズラシ)して追加し、
1.85mm 分をスペーサーとして分離出来た為、
スプロケットの幅が、10s のスプロケットと同じ幅になったからである。
それは、11枚目が 34T と【 直径が大きい 】ので、
34T の歯をオフセット(ホイール側にズラシ)して追加し、
1.85mm 分をスペーサーとして分離出来た為、
スプロケットの幅が、10s のスプロケットと同じ幅になったからである。
【 オフセット 】をどうやって測定すればよいか解らなかったので、金属棒をカセットの底面に当て、11枚目の歯がどの位置にあるか調べてみた。
CS-HG800 11S の 34T 部分は、直径が大きいので、
オフセットして、ギアピッチ【 2.78mm 】を確保しても、
『チェーンが一番内側の 34T 部分に掛かった状態』
でも、チェーンがホイールのスポークには当たらない。
ということ?。
オフセットして、ギアピッチ【 2.78mm 】を確保しても、
『チェーンが一番内側の 34T 部分に掛かった状態』
でも、チェーンがホイールのスポークには当たらない。
ということ?。
以上。
(2018.05.26)
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とても役に立ちました!ありがとうございます!
良い情報感謝です、今年組む1台をここを参考にさせていただきます。
11速にしてみますねm(__)m